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異世界放浪 〜僕の家って何処ですか?〜  作者: 礫(レキ)
第2章 地下編
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ep9-5 謝罪と思い出

僕等は光の精霊がいる奥まで進んだ。

僕等が近くまで来ると、光の精霊は、膝を着き頭を深々と下げ、

『こんなところまで遥々お越しいただきありがとうございます。』

と挨拶して来た。

ミオが鋭い目つきで睨んだため、慌てたのか、

『我が精獣が御迷惑お掛けしたのであれば、私めに免じて御容赦下さい。』

「怒っているのはこの国の有り様だ!」

なんだか、ミオの1言1言にビクビクしているみたいだな。

『申し訳ありません、御容赦下さい。』

今度は土下座している。

僕は光の精霊にちょっと聞いてみた。

「あのさ、光の精霊って強いんでしょ。なんでそんなビクビクしてるの?」

僕が質問すると、途端に態度を豹変させ

『あん!貴様誰に向かって言ってるんだ!消すぞ!』

ミオが光の精霊の髪を引っ張り上げて、

「それはお前だ。コースケになんて口を聞くんだ。」

そして、また土下座する。

う〜ん、躾の悪い犬みたいだな。

『あ、質問でしたね…何ぶんそっくりなんで、全精霊王と。私、全精霊が生まれたときからお側にいまして、それはもう…厳しく指導されました。』

「された?…したのではなく。」

チキは小首を傾げて、

「もうちょっと大人な感じがしたと思ったが…。」

『お前等は知らないんだ、俺は精霊王になる前からお仕えしてるからな、精霊王になられたばかりミナ様にそっくりだ。』

「ふうん。ミナ様っていうんだ。」

光の精霊王が口を抑えた。

「あっ、言っちゃダメなんだ。」

コースケが指摘すると、

『約束だからな。』

ミオがボソッ呟いた。

「どんな人だったんだろう。私に似てる精霊王って。」

光の精霊王が、震えながら涙を流してる。

ミオが、

「え?キモ。」

と引きつった顔をした。

『すっすまない。別れの言葉を言われた顔にあまりにも似てたので、思わず涙が…。』

「確かにね、たまに思うんだよね、喋り方とか、顔つきとか。」

と、マリンが言った。

「そんな顔しても、封印するからね。」

ミオは、涙を拭っている光の精霊がちょっと不憫に感じたようだ。

『それは構いませんが、次は天界ですね。でしたら我霊獣ユニコーンをお使い下さい。』

「それってユニコーンじゃないと天界には行けないってこと?」

『黒龍かユニコーンとことなると思いますが…、黒龍は女性を乘せてはいけない掟があるとかで、ユニコーンで行かれるのが良いかと思います。』

ジルが、

「オレとコースケ以外はユニコーンってことだけど乗れる?」 

光の精霊は頸を振り、

『龍とユニコーンに乗れる資格があるのは精霊王のみ、生身の人が天界にいけば即死ですからな。』

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