ep9-4 光の精霊
「精霊様!!一大事です!」
光の精霊は欠伸をしながら、
『落ち着け。どうせ大した話じゃないんだからお前の話は。』
ユニコーンは、大きく横に頸を振りって
「今回ばかりは違います。精霊王が精霊様を封印に来てます。」
『ああ、そのこと。知ってる。』
…。
「知ってる?」
『ああ、しばらくは来れないかなと思ってたけど馬鹿な霊獣のお陰で場所がバレたからそのうち来るんじゃないかな。』
…。
「え?」
『え?じゃなくて、尻尾に色々つけられてるの気が付かないのかね…お前らしいけどね。』
ユニコーンは顔を引きつらせて、
「あ、あいつら…。始末してきます。」
光の精霊は頸を振り、
『よせ、よせ。返り討ちに合うだけだ、相手は闇精霊を一発で倒している、お前の敵うやつじゃない。』
「精霊様…。」
『俺だって本気になってどうなるかレベルさ、相手は精霊王、闘う自体間違ってるんだ。』
光の精霊はため息をついて、
『この惨状をどう説明するかで悩ましい。精霊王なんて、暫く来ないと思ってたからな、好き放題やっちまったから、多分怒られるんじゃないかな、』
その少し前、コースケ達は祠の前でユニコーンの足取りを探っていた。
ミラ婆が
「よし。止まった。場所は此処から北へ行った山頂の祠じゃ。」
と、言った。
少年はビックリした様子で、
「本当に精霊様の居場所がわかったのか?」
ジルは肩を竦めて、
「今頃、光の精霊に怒られてるんじゃないか?あんな簡単に後つけられたら…。」
ミオがみんなに号令を出した。
「さぁ、光の精霊を封印しに行くよ!」
歩いていくのは大変そうだったので、チキに巨大化して貰い、チキに乗って山頂の祠まで行くことにした。
「いやあ、あいかわらずフカフカだね。」
マリンは得意満面に、
「そうでしょ、そうでしょ。私のチキはフカフカなんだから。」
玄さんが、
「知らんかった…火炎の不死鳥といわれたお前が人魚の所有物に成り下がっていたとは…。」
「なんとでも言え。」
チキは大きなため息をついて、大きく羽ばたき上空に舞い上がった。
チキは山頂付近まで来ると、地表近くまで降下し
祠らしきものを探した。
山頂近くに一際光り輝く場所があった。
近くまで行くと祠らしいというのはわかったが、
わかり易すぎる感じがした。
チキは地表に降りて全員を降ろした。
ミオは、先頭に立ち祠に入って行った。
「すごいね、どこもかしこも金ピカだよ、趣味悪いね。」
奥の方にユニコーンが鎮座しているのが見えた。
その更に奥にいるのが光の精霊であることは容易にわかった。
眩しすぎて良く見えないくらいに光っている。




