ep9-3 光の街の人達
僕等が考え込んでいると、後ろから声を掛けられた。
「お前等、なにしているんだ?」
僕等は、隙を突かれて全員その場に倒れてしまった。
「え?鳥に人魚に人にエルフ?いったい何してる?」
声を掛けて来たのは、小さな少年だった。
ここで下手に隠しても仕方なさそうだから、
八大精霊を探しているという話をした。
「簡単には会えないぞ。まずは、守護聖獣様に会わないと。」
少年は腕組みをして、
「守護聖獣様になら、会わせてやろうか?」
チキとマリンは頭を抱え、玄さんはため息をついていた。
そんなに会いたくないんだ…逆にどんな奴なのかあってみたいな。
僕等は少年に付いて行きながら、街のことを聞いた。
「あの鹿?山羊みたいのは何?」
「あれは、精霊様に逆らった人間の成れの果てだよ。精霊様に逆らうと最終的には魂がなくなり、ああいうふうになるんだ。」
ひ、人だったんだアレって…。
「じゃ、あの角の生えた人は?」
「あれは、軽いやつだけど、この次は同じようになっちゃうよ。」
「だから、精霊様には逆らっちゃいけないんだ。」
ミオがさっきからムっとしているのが、痛い程伝わって来る。
ま、精霊だから何やってもいいわけじゃないって言いたいんだろうけど…。
何やら祠みたいなところまで連れて来られたが、…。
『精霊神において命ずる、現れよ霊獣。』
…これは、八大精霊が使うものどうしてこの少年が?
祠から、巨大なユニコーンが現れた。
現れるなり、巨大ユニコーンは大きなため息をついた。
『また、おまえか。精霊様の術は安易に使うなと言っただろう、まだ候補の1人に過ぎないのだぞ。』
ミオが興味津々で、ユニコーンを見ている。
「コースケ!すごいよ。本当に黄金色だよ。たてがみも金髪と白い毛が混じっててすごい綺麗。」
ユニコーンは、精獣達に気がつきじーっとみている。
その視線に耐えかねて、チキが、
「よ、よう。久しぶり。」
『なんで貴様らがいる、しかも玄武まで。闇の国はどうした。』
僕等は人差し指で上を指した。
『な、地上に浮上しただと。精霊様に報告せねば。』
ミオは頸を振り、
「八大精霊だもん、そんなのとっくに気づいてる、私達が来てるのもね。」
マリンは肩を落として、
「相変わらず、感悪いよね。この子達は精霊王。貴方の主人を封印しに来たの、私達は、護衛なの。お分かり?」
ユニコーンは怒りの形相で、
『お前等に、封印なんかさせるか!精霊様に報告だ。』
ユニコーンは、空高く飛び立って行ってしまった。




