ep7-5 闇精霊の流儀
う〜ん、わかり合えたわけではなく闘いに負けたら
勝った者に従うか…ほとんど野犬だな。
黒龍は、焦点が合わない目でただ震えている。
「精霊王よ、見苦しいとこを見せた、封印をやってくれ。」
僕はいつもの様に贄を置き、ミオと背中合わせになり祈りを捧げた。闇精霊は封印された。
黒龍はどうするつもりだろう?
一緒にくるのかな?
すると、ミオが。
「おいで。」
というと、素直についてきた。
ほとんど犬だな。
このまま、呪精霊に行くのはしんどいので一度アームに戻ることにした。
僕とミオが黒龍をつれて戻ると、精獣たちが嫌な顔をした。
ま、仲良くというのは無理だろうから問題起こさなきゃいいかな?
僕達は、闇精霊の塔での出来事をほぼそのままみんなに話した。
ミラ婆は頭を抱えながら、
「あんたらねぇ、世界の危機ってのがわかってないね。あんたら2人いないとだめなんだよ。勝手に死んだら後はどうするつもりなんだい、自覚を持ちな!」
という感じで怒られてしまった。
ま、あとはチキとマリンが大笑いしてたぐらいだろうか?
「え?!黒龍、お前手も足も出なかった挙句、八大精霊に叩きつけられて…、ははは。笑いが止まらん。」
マリンに至ったっては、指を差して、
「我に敵うやつなど、いるわけもない…っだっけ?うける〜♪いるじゃん。どうなってんの?いや〜あんたの頭ってめでたいわ〜♪」
こいつら、だいぶ性格悪いな。
僕は陰で、
「黒龍、平気か?」
「ああ。こいつらの性格の悪さは変わってない…気にするな、いつもこんなもんだ。」
ミオはみんなの様子を見てうんうんと頷いていた。
「どうしたんだ?」
「うん、何か地下に来たらみんなちょっと暗くなってたんで気にしてたんだけどね…こうじゃないとね。」
確かに、黒龍というネタでみんな元気になった気がする。
明日は呪精霊だけど、落ち込まずに前向きに行けば道が開けるだろう。
次の日の朝起きると、既にジルは起きていて、黒龍も起きていたがチキやマリンはドンチャン騒ぎでもしたのか、爆睡していた。
「ミオが起きたら行くか?」
「ま、そうだな。」
ジルは自虐的に、
「俺は、対して役に立たないけどな。」
「そんなこと無いよ!」
ミオが突然2人の間に割って入ってきた。
「そうでしょ!コースケ。」
「まぁそうなんだけど…朝から元気だね。正直今日は、僕も心配が多いからジルがいないと困るよ。」
僕等は、朝食を済ませて呪精霊の元へ出発することにした。




