ep6-7 ノームって口が軽いんですか?
一同唖然としていた。
ミオが感動して、
「凄いね。スルスル入って行ったよ。」
と言った。
「金属と地面なのに不思議な感じだ。」
と、ジルが頷きながら、感想を述べた。
『そろそろ着きます。』
「速くないか?」
土竜が、悔しそうに
「確実に俺より速い。」
と言った。
マリンが肩を叩きながら、
「こんな奴と張り合うなんて、アンタもこどもみたいだね〜♪」
と笑った。
ノームの遺跡に着いた様だ。
土竜がダッシュで、出ていった。
どうしたんだろ。
僕等がゆっくりとアームを降りるとそこには、ノームとダッシュで出ていった土竜がいた。
「こいつらが、精霊王の一行です、ノーム様。」
『もういい。全部知っておるから大丈夫だ。』
土竜は、更に体を小さくして縮こまった。
『精霊王よ、私を封印しに来たということだか、それはまかりならん。』
イキナリ拒否か。
「理由は…聞かせて頂けますか?」
『この地上から八大精霊がいなくなると魔の力が増大する、それは許容できない。』
「1秒もだめですか?」
『どういうことだ?』
「増大ということは、少しづつ増えるんですよね、短期間なら平気なんじゃないかなと思いまして…。」
『貴様!あれをやる気なのか?う〜ん。仕方あるまいただ期限は3カ月、それ以上はダメだ。』
「承知しました。」
ミオが、僕の袖を引っ張る。
「全然ついていけない…何言ってんの?またなんか企んでる?」
ま、ノームの言った、『アレ』のことだろうな。
「いいたいのは、ノームが言った、『アレ』のことだよね」
ミオは大きく頷く。
「実は全ての精霊の力を借りてこの世界を一瞬止めて、ニホンの凍結を解除する、全精霊の力を一時的に全開放する為に封印が必要なんだ。それが終わったら封印は全て解除する。ということなんだ。」
ま、毎回小出しにしているから、信用はなくなってるよね。
「へぇ〜。」
ほらね。全然信用してない。
「その後は何が起きるの?」
『次元移転だ。』
思わず、あっ、という顔をしてしまった。
「次元移転って何?」
『あの都市があるべき場所に帰るのだ、本来ここにあるべきではないのだ。』
「と、いうことはコースケも帰るのね。」
僕は言葉に詰まってしまった…どう説明すればいいんだろう。
『その先はわからんのだよ。知っているものがいない。』
うまいこと誤魔化したな、ノーム。
口を滑らしたんだからそのくらいのフォローはしてもいいよな。
ミオはいまひとつ合点が言ってないようだったが、
取り敢えずその場は収まった。
いつもの様に、僕の腕の一部だったものをおいて、
僕とミオが背中合わせになり祈りを捧げた。
辺りが真白になり、ノームが封印された。
いつもと違ったのはミオが、そのまま意識を失ってしまったことだ。




