ep6-6 ミミズって怖くないですか?
「これなんですよ。」
僕は年寄の家にある巨大な乗り物に土竜を案内した。
土竜は、乗り物をみてちょっと驚いた様子で
「お前達、これを動かす気なのか?」
「はい。」
土竜は、僕達に確認する様に
「これは、地底国に行く乗り物だぞ、わかってるのか?」
と、言った。
「はい。」
土竜は頭を抱え、
「お前達、地底国に何をしに行くんだ?」
「う〜ん。細いことはわかりませんが、8大精霊の封印です。」
土竜は僕をまじまじ見ながら、懐から飴玉のようなものを取り出した。
「封印…お前。精霊王ってことか。」
「コレだよ。覚醒の実、後悔するなよ。」
僕は乗り物に覚醒の実を与えた。
すると、乗り物から、電子音声が流れてきた。
『全システム オールグリーン』
『御主人さま御命令を。』
その様子に、ミオが感激したみたいだ。
「すっスゴイ!コースケこいつ喋るよ。」
「た、確かに。凄いな。」
その場にいたサラだけが不快な顔をしていた。
「でも、動きが気持ち悪いです、本当にコレに乗らないとダメなんですか?」
「ま、中に入って見ようよ。」
僕はみんなを中に入る様に促したが、
『ダメです。』
『あなたは、マスターの資格がありません。あなたの命令は拒否します。』
「え?」
確か、起動後最初に聞いた声に従うって取説に…。
「そんなこと言わないで入れて。」
とミオが怒っていうと、
『わかりました、マスター。』
ウイン、ウイン。
入口が開き始めた。
要するに、ミオが最初に声を掛けたからミオがマスターでミオの言うことしか聞かないんだ。
「開いたよ、コースケ入ろう。」
「うん。」
コンコン。
ジルが内部の材質を確認してるみたいだ。
「中は木製でなくて金属だな。」
『気安く叩かないで下さい。』
ジルがちょっと、苛ついて答えると、
「いちいちうるさいな、この乗り物は。」
乗り物と言われたことがきにさわったのか、
『アームとお呼び下さい。』
と電子音声が流れた。
ミオが素樸な質問をすると、
「なんでアーム?」
アームは、
『Earth Worms。略して、アーム。』
と応えた。
「ふ〜ん。」
『御主人様、御命令を。』
「まずは、みんなの部屋決め。それから晩御飯だよ。」
『畏まりました。』
各々部屋を見回り自分の部屋を決めた。
土竜が部屋を決めるのに抵抗したがチキが力付くで押し通したようだ。
リビングのようなみんなで集まれる場所をデッキと呼ぶようにした。
そこにはすでに晩御飯が用意されていた。
みんなで晩御飯を食べたあと、アームから再び
『御主人様御命令を』
「コースケどうする?」
コースケは頷いて、
「ノームのところへ向かおう。」
シーン。…
いつもなら、ジルが馬車を走らせるところだが、
アームは、ミオのいうことしか聞かない。
「ミオ、頼む。」
ミオは気がついて、
「あ、アーム!ノームのところまで行って。」
『畏まりました。』
アームは、そのまま、地中にスルスルと入って行き
その跡は一切残らなかった。




