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異世界放浪 〜僕の家って何処ですか?〜  作者: 礫(レキ)
第1章 地上編
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ep6-5 土竜って嫌われものですか?

よっぽど運が悪かったのだろう。

土竜が地上に出た瞬間、土竜に対して直射日光が直撃したのだ。

土竜は、ミミズに辿り着くことなく丸焦げで地面に叩きつけられた。

「ま、自業自得だな。」

チキが土竜を足蹴にしながら言った。

「ほんと。相変わらず汚いわね。」

マリンは近づくことすらせず遠巻きに見ていた。

チキがマリンの方を見て、

「マリン、お前が洗っちゃえば?」

マリンが意地悪そうに、

「それもそうだね。」

マリンは、大量の水を渦巻状にして、土竜を洗い始めた。

「見た目きれいになった気もするけど匂いがね…。」

「こ、これ、使ってみますか?」

サラが洗剤をマリンに手渡した。

土竜が泡だらけになって、なんだか弱ってるみたいだけど…。大丈夫かな?

「ふぅ。これでいいかな。」

マリンは、やり切ったという感じで満足そうだが、

土竜はぐったりしてる。

「ダメだ、マリン。このままじゃ風邪ひいてしまう、俺が乾かしてやる。」

チキが猛烈な炎で乾かしているが、傍目には土竜の丸焼きをしているようにしか見えない。

もう、土竜は虫の息状態だ。

「み、ミオ!すぐに土竜を、回復だ。このままじゃヤバい。」

「うん。わかった。」

ミオの回復によって何とかなったが、精霊獣に任せるとヤバそうだな、細いことは出来なさそうだ。

「う、うん?ここは?」

土竜が意識を戻した。

僕はぺこりと頭を下げ、

「こんなことをするつもりじゃなかったのですが、申し訳ありません。良かったら、アレ召し上がって下さい。」

と、言った瞬間、土竜はミミズの山に飛びついたが、このあと言うことを聞いてくれるかどうか。

土竜は、ミミズの山をたいらげて土の中に戻ろうとしていた。

「ちょ、ちょっとお待ち下さい。お願いがありまして…。」

土竜が鋭い目つきで僕を睨んで、

「お願い?こんな目にあったのに?まぁいいか。で、なに?」

「覚醒の実を頂きたいのですが…。」

土竜は少し考えて、

「君達に僕が、覚醒の実を与えても僕には何のメリットもないよ…じゃあね。」

そこに、チキとマリンが余計な口を挟んできた。

「何、ケチケチしてんだよ。いっぱいあるんだろ、少し分ければいいんだよ。」

「そうそう、相変わらず性格がネジ曲がってんだから。」

土竜は赤い顔をして、

「き、君達は何なんだ!いつも僕を馬鹿にして!」

「とにかく、この話は終わりだ。」

土竜が地中か入ろうとした時、

「そうか、喰ったくせに何もしないで行くんだ、喰い逃げだな。ノーム様に言わなきゃな。」

土竜が焦って、

「ま、まて。あれは謝礼ではないのか?」

「いや、お願いする為の依頼料だ。つまり、喰い逃げ…罪ということだな。規則を重んじるノーム様がなんというかな?」

土竜はガックリ肩を落とし、

「仕方ない、覚醒の実だな。だいたい覚醒の実なんてなにに使うんだ?」

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