朝起きたら死神とホテルにいた話
3度のメシより白髪美少女
目が覚めた。
目を開いて一言。
これは...
「知らない天井だ...」
上半身を起こし、顎に手を当て、思考を巡らす。
まず知らない天井なのだから自分の家ではないだろう。
ということはここは誰かの家か...?でも昨日会ったのは一緒に飲みにいった友人のみ。
それに友人とは店の前で別れたから友人の家ではないだろう。
となるとホテルなどの宿泊施設だろうか?
でも帰る家があるのに何故ホテルに泊まる必要があるのだろうか。ここがホテルなら誰かと泊まらなければ行けないはず。
「んっ......」
と、横から艶やかな声が聞こえた。
言うまでもなく、この声は明らか女性の声だ。
ということはここは——!
「...おや、君の方が早く起きていたのか。まずはおはようだ。よく眠れたかい?」
「...え、あ、おはよう...昨日の夜の記憶が無くなってるくらいにはぐっすり眠れたよ...って違う!」
俺が大声を上げたことで目の前の女性はビクッと肩を震わせた。
というかつい初対面の女性にタメ口で話してしまった。
「えっと...何かあったのかい...?」
「まず1つ聞いても良いですか?」
「あ、あぁ」
「ここはホテルですよね?」
「そうだね。頭にラブがつくけど」
一言余計だけど余計じゃない。
綺麗な白い髪に可憐な顔。そして顔の下に実っているなんとも素晴らしいメロンが2つ。
そしてなぜか局部を隠す布が無い。美しいメロンがモロ見えである。
ありがとうございます。
「ところで不思議なことに俺もあなたも全裸なんですけどもしかしてヤることヤりました?」
「...言わせないでくれ。恥ずかしい...」
彼女は顔を赤らめながら恥ずかしそうに答えた。
「...それにしても、昨夜の君は本当に凄かったね...互いに初めてだと言っていたから優しくするものだと思っていたが、あんなに激しいとは......正直、どうにかなっちゃいそうだったよ...」
俺は童貞を捨てれたんだ...彼女いない歴=年齢の俺が...!
つか昨夜の俺は本当に何をしたんだ...?
.........ところで
「俺の息子のジョニーに何か用ですか?」
彼女は掛け布団越しにもっこりしてる俺の息子を顔を赤くしながらチラチラと見ていた。
「.............タメ口で構わないよ」
「そういうなら...で、俺のジョニーに何か?」
「い、いや、昨日あんなにシたのに朝でも盛ってるんだなって...」
「朝勃ちだよ。生理現象だからしょうがない。今は興奮してるけど、興奮してなくてもこうなるもんなんだよ」
「そ、そうか。辛いようなら治めるのを手伝ってもいいのだが...」
「是非」
俺はすぐさま掛け布団で隠れていたジョニーをボロンと出した。
「ふわぁ!?急に出してくるんじゃない!びっくりするじゃないか!」
てか、こんなのがRー18じゃなくて良いのか。
展開がRー18の漫画のそれじゃないか。
「そういえば...君は昨日の記憶が無いと言っていたね。改めて自己紹介しよう。私は死神だ。名前は無いから死神さんとでも呼んでくれ」
「じゃあ死神ちゃんね。...え」
不意に出た呟きに死神と名乗る彼女はきょとんとした顔で首をかしげた。
「ん?どこかおかしい所があったかい?」
「いや、そうだけどそうじゃない」
「んん?不思議な答えだね。...あ、もしかして...スリーサイズでも聞きたいのかな?もう、えっちなんだから」
「聞きた......違う」
確かにとてもスリーサイズは気になるがそれを吹き飛ばすくらいには不思議な部分があった。
「えっと...その死神ってのは苗字?」
「いや、違うね。死神ってのは職業であり、名前なんだ。人間からすると黒いローブを羽織って鎌を担いでる骸骨ってイメージかな?」
想像はつくけどこの子が死神?正直嘘か本当か分からない。
...が、嘘だと信じたい。
「え...っと......その死神ちゃんが何の用で?」
「何の用って...仕事だよ。今日が君の命日なんだ」
と死神を名乗る少女はそう答えた。
白髪清楚には黒ビキニ