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ネコのキマグレ!!  作者: わははのは//
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緊急招集編 5.特訓

 フーリは右手で頬杖をつき、左手でピアスをいじっていた。


「なあレオ、アサのやつ大丈夫かな?解剖とかされてないよな?!」

「はぁ…。過保護にもほどがあるよ、フーリ。一郎さんがそんなことをするわけないでしょ」


 レオがそう言った瞬間ドアが開き、一郎が部屋に戻ってきた。


「一郎さん、アサについて調べたいことって…?」


 フーリは一郎の顔をじっと見た。一郎はフーリから目をそらした。


「君らには説明する必要がない」

「そうですか…」


 フーリはピアスをいじるのをやめ、目をつむった。


「許してくれ。ちょっと都合が悪いんだ」


 一郎は困ったかのように笑った。少ししてからアサも部屋に入ってきた。


「疲れたーー!!フーリ、ちょっとひなたぼっこしてくるにゃ!!」

「おう」


 アサはベランダの窓のカギを器用に開け、外へ飛び出した。


「ねえ一郎さん、僕とフーリのことを呼び出したのってこれだけ?」


 レオが置いてあったピーナッツをつまんで言った。


「そんなわけないだろ?むしろここからが本番だ!よし、お前ら準備しろ!!」


 フーリとレオは顔を見合わせた。



「やっぱりこういうことっすよね」

「覚悟はしてたよ…」

「もちろん、戦闘訓練だ」


 森林の中にあるバトルフィールドといったところだろうか。フーリは拳を握った。


「ルールは?」

「二人同時にかかってこい。魔獣のたすけはかりてもいい。以上!!」

「フーリとはまだ戦ってないから手の内は見せたくないんだけど…」

「わかる」


 一郎ははじっこへ歩いて行った。


「よし、いくぞ」

「うん」


 フーリとレオは同時に飛び出した。フーリは風の球を、レオは火の球を放った。


「よっ」

 

 一郎は腕を振り、二つの球をかき消した。


(レオは火に関係する能力なんだな。ハンバーガー屋でも机を焼いてたから間違いない。それにしても火と風だとちょっと相性が悪そうだな。どう戦おう)


 フーリは一郎との距離を詰め、拳に風をまとい始めた。


「嵐空拳!!」


 フーリは右でフェイントを入れながら左でパンチを撃った…が、一郎に腕をつかまれ、放り投げられた。


絶炎(オーバーフレイム)!!」


 レオはためていた炎を一気に解き放った。


「おお、すげえ火力じゃん!」


 一郎は飛んできた炎をひょいとよけた。その炎は、起き上がったフーリの顔に直撃した。


「ぐあっ」


 フーリは頭を地面に打ち付けた。


「あっ…」

「あれ、おかしいな。俺まだ一回も攻撃してないし一歩も動いてないのに何でこんなにボロボロなの?」


 レオはギリッと歯ぎしりをした。フーリは頭を押さえて起き上がった。


「フーリ、敵はそんなに待ってくれないぞ。風の力を使って起き上がれ。相手が《堕天使》だったらとっくに死んでる」


 フーリは、はっとした。


「レオ、タイミング合わせて攻撃すんぞ」

「了解」


 フーリとレオは一郎にラッシュをあびせたが、一郎はすべて手で受け止めている。


「だめだよそんな単調な攻撃じゃ」


 フーリとレオは突然現れた青い炎に吹き飛ばされた。炎は一郎のもとへ行き、回り始めた。


「強すぎだろ…」


 一郎は炎を指にとまらせた。


「本当の戦いだったらこの炎を数発当てられて君たちは即、アウトだ」


 一郎は拳を握り、炎を消した。そしてフーリとレオのもとへ歩いた。


「まずフーリ、なんだあの打撃は」


 フーリは顔を上げた。


「風を拳にまとわせてるんですよ」

「それに意味はあるのか?」

「実際、《堕天使》の魔獣を倒した時も…」


 一郎はやれやれ、という感じに手をあげた。


「あれは一瞬の戦いだったからな。それでよかったかもしれないけど…今回はどうだった?」


 フーリはピアスをいじり始めた。


「全然通用しなかった…というかそもそも攻撃そのものが当たりませんでした」


 一郎は軽くうなずいた。


「そうだね。攻撃を俺に当てるっていうことは経験を積むとして…問題はそのエアなんとかだよ」

「なんかダメなんですか」

「まずフーリは拳にしか風をまとわなかった。これはキックでの攻撃よりもパンチでの攻撃に重きを置いている証拠だ。それに、右と左でも風の強さに差があった。つまり、君の技はとても敵に読まれやすい。それにスタミナの消費も激しすぎる。もうちょっと改善が必要だね」


 フーリははい、と返事をした。


「次にレオ、君は…」

「うああああああああああ!!!!」


 フーリと一郎はうレオのほうを見た。すると、レオの顔の半分から炎が出ていた。


「レオ!!!!」

「逃げて!二人とも!!」


 炎は背中にも広がった。


「こりゃまずい・・・」


 フーリはレオのほうに走っていった。

 

 




 


 この小説を開いてくれてありがとうございました。今後も不定期で連載していくのでよかったらまた遊びに来てください!


 あと、…「小説家になろう勝手にランキング」を押してくださると泣いて喜びます!よろしくお願いします!


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