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ネコのキマグレ!!  作者: わははのは//
16/25

緊急招集編 2.緊急招集された3人はハンバーガー屋で一息

「ハンバーガー屋だ」


 レオは朱色の看板を見上げた。


「食べたいの?」

 

 フーリはレオの方を見た。2人はこの前緊急招集をかけられ、売府一郎の元へ行かなければならない。


「いや、ハンバーガー屋って見つけると嬉しいよねっていうだけ」

「…入るか」

「…うん」


 2人と一匹は店へと消えた。


「チーズバーガーのセット3つで。…はい、このネコも食べます。飲み物は…ぜんぶコーラで」


 フーリはアサとレオがいるテーブルの席に腰を下ろした。


「売府さんのとこに行く前に腹ごしらえしないとな!」

「といってもまだ結構かかるよフーリさん」

「フーリでいいよ。さん付けは慣れないから」

「むぐむぐ…」

「あ、アサ!おまえ!!」


 フーリの分のポテトをアサはすでに食べ終わっていた。取っ組み合いの二人を冷めた目で見ながら、レオが言った。


「フーリってなんでアサと出会ったの?」


 フーリとアサは取っ組み合いの姿勢のまま目を見合わせた。


「偶然、本当にキマグレって感じだよな」

「レオの魔獣はどうなのにゃ?」

「俺自身だ」

「「それはないでしょ」」


 フーリとアサは疑心暗鬼な目でレオを見た。


「正確には、体を半分乗っ取られてる」


 といった瞬間、レオの左腕から炎があがった。


「今はだいぶコントロールできるけど」


 レオは腕を振り、炎を消した。


「魔獣とあんまり合わないって感じか」

「こいつは、敵だよ」


 レオは怒りに満ちた目で自分の腕を眺めた。


「まあ、いろいろあるんだなレオにも」


 多分レオは能力を使うとき性格が変わってしまうのだろう。一葉が手を焼いていると言った理由もうなずける。


「俺は、村の仲間たちが全員≪堕天使≫っていうやつに殺されたんだよ」

「…そうなんだ」


 二人と一匹の間に沈黙が流れた。その沈黙を破ったのは、この中の誰でもなく店員だった。


「弁償、してくださいね」


 店員の目線の先には壊れたテーブルがあった。


「…子供なので」

「だめです」


 レオはフーリのほうを泣きそうな目で見た。


「ごめん。全財産使っちゃった」


 フーリは財布を逆さにして見せた。


「あの、店員さん。子供なので」

「だめです。お金がないならそれ分の働きで返してください」

「…はい、すみません」


 全員皿洗いをすることになった。


「今どこらへんかな?もう山登り始めたかな?」


 一郎はソファーに寝っ転がりながら独り言を言った。一郎はまだ知らない。一行がたどり着くまでまだまだ時間がかかると…。 

 




 この小説を開いてくれてありがとうございました。今後も不定期で連載していくのでよかったらまた遊びに来てください!


 あと、…「小説家になろう勝手にランキング」を押してくださると泣いて喜びます!よろしくお願いします!


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