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エピローグ??
窓のわずかな隙間から光が差し、鳥のさえずりが聞こえる。
鳴り響く目覚ましに手を伸ばしいつもとかわらぬ冴えない朝を迎える₋₋
そんな日常を繰り返す俺神崎沓汰は、今年で高校生になった。中学時代は友達もいたしそれなりに充実した日々を過ごしていた。きっと高校に行ってもかわらず充実すると思っていた。しかし、あの日俺は自分に隠されていた性格によりぼっちになるなんて思いもしなかった。
遡ること半年前、地元から離れた濱田西高校に入学した。その日から俺が考えていたハッピーエンジョイ高校生ライフが破滅の道へと進むことは考えるよそもなかった。学校の玄関でクラスを確認すると心を躍らせ1-Bの教室を開ける。
「え、、、なんで、」
俺は思わずつぶやいた。何故かすでに仲良く話しているグループができていた。実は、この学校は生徒の8割が地元の奴でしめていたのである。周りの視線が気になるためか背中を丸めて自分の席に着く。隣の子にでも話しかけてみようと思ったが声が出ない。何故か恥ずかしさと恐怖がこみあげる。そう、この俺神崎沓汰はス-パーコミュ障であったのである!!!!