表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/38

4 砕けた目標

目標を失い砕けた無駄な自衛隊生活に思えた。



もう二度と逢えない。


失恋から食欲不振で、無気力な日々が続いた。

自分だけではどうにもならない彼女との関係が消えた気持ちと向き合いながら、訓練にも集中できなかった。


国を守る。


そんな使命感に溢れた志ではない入隊。ただ彼女を失いたくない一心で入隊した言わば不純な動機。

方言さえも解らない山陽。自分は邪道だ!と考えるようなっていた。

同棲中にどうしてもっと全力で二人の人生を無我夢中で努力しなかったか。

彼女は本当に素晴らしい女性だった。


しかし、この彼女との五年間の付き合いがなければ、自分のその後の女性を見る目や結婚感・夫婦感は養われなかったと思う。

年数を重ねる度に彼女へ対する感情が次第に感謝へと変わるが当時の自分にそんな余裕はなかった。


数日後、香田班長から外で一杯やろうと後輩の山本と誘われて3人で酒を呑んだ。



香田班長は真面目で人間的にも頼もしいタイプで尊敬できる人だった。

班長の行き着けの小料理店に入った。

酒のせいで失恋してしまった事を明かした。

お店の女将さんもとても優しい人柄で班長らとまるで自分の事のように接して泣いてくれた。



その晩、流れる涙を隠すことができなかった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ