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アルタイリク  作者: 芙蓉桜華
花園の夢
7/28

始まり

「うーんこれかな?それとも…こっちかな…?」


目の前に広がる色とりどりの浴衣たち…。

花穏は着ていく浴衣に悩んでいた。


「お祭り…幸とお祭り…♪」


心はうきうき、耳はピクピク、尻尾はブンブン。

周りに花が見えそうなほど嬉しそうである。


「迷うけど…牡丹の柄にしよう。」


―パサッ。


部屋着を脱いで、着替え始める。


「失礼します、そろそろ行かないと遅れてしまいますよ牡丹様。」


「へっ?わっ!あ、ありがとっ!」


急いで待ち合わせ場所を目指すのだった。





「お、お待た…


幸を見つけて声をかけようとすると、幸は夢と話していた。


「私と…デートなのに…」


途端、耳と尻尾がしょぼんとなる。


「お待たせ!幸っ。」


思い切り二人の間に割って入る。


「花穏、苦しい苦しい。」


「あ、ごめんごめん。」


必要以上に恨みまで込めてしまったらしい。


夢はいつの間にか去っていた。



      ♦


夢は厨房での仕事を終え、牡丹の部屋を目指していた。

今日の仕事も無事に終わり、残されたやるべきことはただ一つ。


ガチャリ。


資料だらけの書棚と、仕事机が部屋の中央に一つ。


「さて、と。」


緊張から耳をピンと立てながら、机の引き出しにポケットからカギを取り出して入れる。


カチャリ。


静かな音と共に引き出しが開く。


「どこかなあ?」


ガサゴソと中を漁り、目的の資料を見つける。


「あった。」


資料をコピーして魔力を少し込める。小さな火と共に資料は転送される。

出した資料たちを元通りに引き出しにしまう。


「・・・任務完了です。」


カチャリ。


部屋は入る前と変わらぬ状態になり、その日彼女は屋敷を出た。


「戦争・・・です。」

今日はどんどんいくです(p`・ω・´q)

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