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二十六話「説明を要求するわ(二度目)」

(と言うか、結局何がしたかったのよ)


 前回までのあらすじ、神様がフォローしてくれたと思ったけれどそんなことはなかった。むしろ現在進行形で注目されてますが、何か。


(ってアニメとかならメタ発言っぽいこと呟いても、どこからも文句なんて出ないわよね?)


 そもそも、本当に何がしたかったのだろう光神様は。


(まさか、本当にフォローのつもりだっただけとか?)


 だとしたら空気が読めていないと言うレベルじゃない。


(って、そんな訳無いわよね。むしろ、あたしとアレクに注意を向けさせる理由があったとか)


 まず、遙かに危険な存在が居ると言う警告があった。そして今回の騒動。


(SとかMとかの否定はただの口実で――)


 例えば、あたし達を目立たせることが狙いなら、思い当たることはある。


(ひょっとして、有名人にすることであたし達が狙われにくくした?)


 先日の残念な暗黒神官達は生け贄を探していた。なら、彼らを弾圧していた神官達が崇める神の声を聞いた実績のあるあたしは生け贄として輪をかけて優良物件になってしまったのではないだろうか?


(神聖なものとか美形とかって掠われて生け贄にされるキャラとしてテンプレだものね)


 見た目の方は自信がない


(けど、もしあの暗黒神官に仲間が居たとしたら)


 神の声を聞いた部分を差し引いても同胞を捕まえて衛兵に突き出したという恨みがあたしにある。


(いけにえにならなくてもふくしゅうのたいしょうといういみでれらわれるのまちがいなしじゃないですか、やだー)


 成る程、あたしが目立つようにするはずだ。


 注目されていると言うことは、周囲に人の目があると言うことで、ちょっかいをかけようとする人間からすれば、やりにくいことこの上ない。


(あるぇ、じゃあアレクはあたしのとばっちり?)


「どうしました?」


 しかし、何故こうも狙ったかのようなタイミングで声をかけてくるのか。


「とりあえず、謝っておくわ」


 もし、あたしの推測が正しいならいくら原因の半分がアレクにあるとしてもここは謝らざるを得ない。


 これで非がなければDOGEZAしてるところだが、ともかく、アレクは犠牲になったのだ。


「詳しい内容については、人気のない場所で――とか言うと誤解されるから、神官長様のところで話しましょ」


「えっ? あ、はい」


 説明は必要だとしてもこれ以上傷を広げる訳にはいかない。できればあたしの推論についても打ち明けて意見を聞きたいし、第三者の居る場所で話したなら誤解のされようもないだろう。


「しかし、Mとは何のことであろうな?」


「光神様が言及なさるのだ、何かとんでもないものなのではないか?」


「うぐっ」


 先輩の広めた毒に染められていないのであろうピュアなおじさま神官達の会話にいたたまれなくなったり心が痛んだが、べ、別にそれが理由で逃げ出したくなった訳じゃないんだからねっ。か、勘違いしないでよ?


(何故そこでツンデレになる、あたし)


 精神ダメージが許容量を超え始めてるのか。ふざけて現実逃避したいのか。


(これがしれんだとかいうならいくらかみさまでもおこりますよ)


 神殿は神様(だいりにん)に近しい場所。助けようとしてくれたのはわかっても、心が納得しなかったあたしは胸中で呟くとアレクの手を取った。


「は」


「さ、行くわよ」


 驚きの声を上げるアレクだったが、構っていられるほどのゆとりはあたしになくて。


「顔、赤かったし、手まで握って……あれ、どう見てもカップルだったよ」


 そう、コメントを貰って頭を抱えたのは、神官長様の前で今後について相談し終えた後のことだった。


あの発言にそんな裏が?

真相は発言者のみぞ知る。

実は番外で光神様の代理人サイドもやろうかと思ったんですけどね、ネタバレしちゃうので自重。


ともあれ、続くのです。

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