表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/33

バーチの進軍。

勇者アーサーが、現れた。

胸当てに、イギリスの国旗を誂えて。

魔剣クルウジーを握っている。



 「バーチ様。本当に化け物は、存在するのだな」


 胸当てに、イギリスの国旗があしらわれている。

 勇者アーサーと名乗り。魔剣を所持している。

 転生の前に、エクスカリバーも、選択できたが。

 当たらなければ意味を持たない。持論を発して。

 音速剣、『魔剣クルウジー』を手にした。


 「あぁ。化け物だ。その点は、問題ないが。本当に討伐できるのだな。アーサー殿」

 バーチは、転生者を仲間に加えていた。


 「前金で、金貨を100枚頂いたのだから。どんな奴でも、討伐してやる。大船に乗ったつもりでいろ、バーチ様」


 アーサーは、カノタマーの城で。客人扱いを受け。侍女達と、楽しんでいる。


 「相手は、ベヒーモスを討伐した相手だぞ。勝てるのか。いや、腕を疑っているわけではない」


 バーチは、アーサーの自信家な所が、気に入らなかった。腕は買っている。

 目に見えぬ速さで、獲物を狩るのだ。

 それこそ、飛び立つ鳥さえも、仕留めてしまっては。何も言えなかった。あの時は、感動した。


 「良かろう。苦戦を演じて、追加料金をせしめるとしようかな」


 アーサーは、自惚れが酷かった。

 敗北は、無い。認めない。

 ほぼ、必殺の一撃で仕留めたのだから。

 仕留められなかったのは、赤鬼だけだ。


 赤鬼の時に、二人討伐したが。黒に変わり。

 音速剣を避けられて、反撃され。逃げ出した。


 「金なら、なんとかなる。バヤナルトを落とせば、金貨100枚など、造作もない。真理子・バヤナルトさえ、始末したら。丸く収まる」 


 ブルーダイヤモンドと温泉が、手には入れさえすれば。金貨など。

 それに、あのダイヤモンドのチョカーと、首にかかった大きなダイヤモンドさえ有れば。内戦の戦費など、直ぐにお釣りは来る。 


 バーチは、軍備を急がせて。カノタマーの馬車で、バヤナルトへ向けて進軍した。

 8000の兵と500傭兵で出発して。

 大砲まで持ち出している。


 途中でも、傭兵を雇い。更に、兵を増やした。


 バーチは、知らなかっただけだった。

 バヤナルトは、5000の兵を出して。別荘を築いたことは、知っているが。


 私が、猿共を駆逐した事を知らない。

 身重の狼がいても。彼らは、足手まといにも、ならないだろう。


 問題は、何処から来るがだが。

 地下を通っては来ないだろうから。

 古い道を使うのだろう。


 今は、獣道だが。かつては。大きな道が通っていた。

 商人たちも通い。直接、別荘に物資を運んでいたのだが。

 猿どもが増え。人を襲い。

 今は、日光も刺さないほど、木々が生い茂っている。


 私は、古い道を整備して。入って来やすいように整えた。

 狼の小屋を、デナガリに移動させて。

 デナガリの住人の警備に当てた。


 私は、森の入口から、サーシャとミランダの2頭と一緒に。バーチの兵と戦った。

 違う。逃げながら、迎え撃った。


 私と狼がいる事により。猿の攻撃を防いだのだ。


 進軍と後退を繰り返し。三日間、続けて。

 四日目に、別荘を明け渡した。


 ミランダとサーシャを、小舟に乗せて。

 デナガリに降ろして。皆に、海に入るよう命じた。


 私は、蜘蛛対策として。森とバヤナルトの街の木々を、倒木して。火を着けた。

 見渡す限りの森だが。私の植物魔法で、3年も有れば、復元できると思っている。


 あの蜘蛛は、光を嫌うが。松明の炎も嫌っていた。

 だから、私達は襲われなかったのだ。

 帰りの明かりとして、松明を燃やしたのが功を奏した。

 皆が、無事に帰れたのは。炎のおかげだった。


 森の周りを、火事にして。蜘蛛を、閉じ込めた。

 猿は、反対の森の奥で。ひっそりと、佇んでいる。

 


 私は、最初のダイヤモンド鉱山の入口に、私達が倒した100人程の遺体を並べて。誘導を促した。


 「ポゥ、ギャ。ぷぁ」


 変な猿真似をして、蜘蛛を呼んだ。

 蜘蛛は、お腹を空かせているみたいで。直ぐに反応してくれた。


 10000近い兵を、襲い。音や匂いに釣られて。

 逃げ惑う兵を、食しては。食い散らかし。

 少しの物音がしたら、集団で襲い。


 戦争をしに来た兵は、金属音を奏でて。自分の位置を、教えている。

 私は、戦況を空から見ていたのだが。


 バヤナルトの城から、発煙筒が上がった。

 よく見ると、赤く点滅する場所がチラチラと見える。


 私は、山火事を見捨て。バヤナルトの城へ向かった。


 バヤナルトの地下の入口は、水で満たしていて使えない。

 森からも、火事で通過出来ないはずだが。

 小さな蜘蛛の抜け道が、有ったのか。確認しに、城へ向かった。


 蜘蛛たちでは無く。兵だ。

 別動隊が、城に侵入している。


 戦闘の経験は、少し有ったが。

 戦争の経験は、無い私は不意を突かれた。


 「何故、城を落とす必要がある。ダイヤモンド鉱山と、私を取れば。事は足りるだろ。無駄な事を」


 私は、回復魔法を傷ついた、兵や侍女達にかけて。

 襲撃した兵を。城で斬り殺しては、アイテムボックスに収納した。



 「なるほど、確かに化け物だ」

 私は、その言葉に誘われて。振り向き。アーサーを、目で捕らえたが。直ぐに消えた。


 私は、理解が出来なかった。

 白い玉鋼を使い。薄く伸ばしたとはいえ。

 自慢のスケキヨマスクが、破壊され。

 首が、落とされた。


 頭部は、ドラゴンの鱗が解除されて。

 一瞬で、水に変わった。


 私は、予備のアヌビスのマスクで、新しい頭部を隠した。


 「お前は、何をした。『魔剣クルウジー』の刃が、凹んでいるぞ。化け物」

 アーサーは、クルウジーの刃を指てなぞり。

 両刃の剣を、握り返した。


 私は、大盾を取り出して。アーサーの攻撃を防ごうとした。


 「何が起きた。何故そうなった」

 私は、大盾を両手で握った。


 「無駄だ。私のクルウジーは、無敵なのだよ。死ね、化け物」

 アーサーは、身を低く構えて。脇よりも低い位置で水平にクルウジーを握っている。


 「ソニック」


 アーサーが、目の前から消えて。

 早急と同じように、目の前に現れ。盾から衝撃が伝わり。微かに遅れて、衝撃波が私を襲った。


 アーサーは、音速を超えている。


 「何だ、その盾は。クルウジーの刃が、欠けたぞ。これは、金貨100枚では当たらないぞ。金貨500枚は、追加でもらわないと」


 アーサーは、私に勝つ気らしい。

 何が、起きているのか理解できてないが。

 アーサーの剣では、白い盾は無傷だ。


 いや、指でなぞると。微かに凹んでいるぞ。

 スケキヨマスクとは違い。

 大盾は、白い玉鋼を大量に混ぜて。

 5倍は、厚く作っている。負ける気はしなかった。

この後、真理子は死神のゲームに、参加するのだが。

死神からは、ヒントを得て。強化され。

クルウジーを手にする。

5万字まで、あと少しですが。

次のフェーズへと進んだ。

星とブックマークを、宜しくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ