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バヤナルト継承

バーチと話し合っても、平行線で。

最後は、私が折れて。バヤナルトを継承した。

ビニガーに、バヤナルトの民を守ってほしいと要望された。バーチを追い出したが。

宰相のダーナタルに、捕まった。




 葬儀の警備を終えて。ホッとするはずだった。

 最後の温泉に浸かり、癒やされるつもりだった。

 引っ越しを、最初の草原で行うはずだった。


 マリアとビニガーに、邪魔された。

 私は、ビニガーに会うために。執務室を訪れた。


 「何で私が、バヤナルトの名を継承しないといけないのですか。あのまま、バーチ様を継承させれば良かったじゃありませんか』


 私は、ビニガーに敬意を払いつつ。文句を言った。


 「ですから、バヤナルトの住人の為です。真理子様が、守ろうとした。バヤナルトの民を、バーチから守り。内戦を避けるためです。ご了承下さい」


 口を開けば、内戦と何回も聞いている。

 私には、関係の無い事たが。

 私は、あのダイヤモンドを、宝物庫に置き。

 ジョルジュとミランダに任せている。


 そして、何度もバーチが私を責め。

 私は、この街の民を守る為に。


 バーチに、戦争に民を駆り出さない事と。この街を、保養施設にしない事を、約束させようと。署名を求めだが。拒否されている。


 私は、何時ぞやの夢を叶えるために。

 バヤナルトの城の玄関ホールに、ベヒーモスの絨毯を敷いた。


 背中の一部を、カイチューに切り取られたが。

 立派なものだと、自負している。

 口に、棒を入れて。大人を丸呑みしそうな、大口に、皆が恐怖した。


 ベヒーモスの解体に参加したカイチューは、悪趣味と揶揄したが。個人的に気に入っている。

 だが、バーチには効果が有った。


 ベヒーモスの大口を見たバーチは、玄関ホールから逃げ出した。



 私は、バーチ対策として、しばらく玄関ホールにベヒーモスを放置したのだが。裏めにも出た。


 グルドリア国の宰相のダーナタルが、まだ客間に留まっていた。


 私が、ビニガーの話に折れて。

 バヤナルトを継承した頃に、ダーナタル様に、呼び出された。


 玄関ホールでの待ち合わせだったが。

 ダーナタル様は、何処にも見当たらなかった。


 侍女は、私がビニガーと毎日話をしている事は、知っているはずで。

 ダーナタル様が、呼び出してから。そんなに時間は経っていないと思う。


 私は、一度老化を確認したが、誰も見当たらなかった。


 『ん゙、ん゙』


 螺旋階段の先は、小さな空間が有るだけで。

 たまに、物置に使われている。


 螺旋階段の先に、ダーナタル様はいて。私を見下ろしている。

 螺旋階段には、立入禁止の看板を立てているが。

 避けて、2階に上がったらしい。


 「ダーナタル様、私をお呼びになられたそうですが。誤用は何でしょうか。何か、不備でも御座いましたか」


 身に覚えはない。狼達が粗相をしたか。侍女を疑ったが。犯人は、私だった。


 「この、ベヒーモスを倒したのはお前か。バヤナルト侯爵」

 面倒なので、適当にはぐらかそうとした。


 「はい。外にいるの狼達と一緒に、討伐しました」

 ダーナタルが、険しい表情を見せた。


 「まぁ。良いだろう。この際、ヴァイツの牙の跡や爪の跡が無い事は、目を瞑ろう」

 ダーナタルは、眉間のシワを戻し。


 「背中の切り抜かれた後は何だ。ベヒーモスの毛皮だぞ。国宝だぞ。何故、剥製にしなかった。そこが一番許せん」


 ダーナタルは、顔を真っ赤にして。怒り心頭だった。


 「国宝ですか。剥製が、良かったのですか。背中傷は、知り合いが、切りました。名前は言えません」


 カイチューやマリアに騙された。ナルダンも、睾丸欲しさに、魂を売ったのか。背中の傷が悔やまれてしまう。


 「それと、もう一つ。何で、貴族でも無い、貴女如きが。カイチュー様の喪服を着ているのかしら。マリア・バヤナルトの知り合いだから。バヤナルトの住人だから。私の妻でさえ、半年待ちですのに。許せん」


 ダーナタルは。大分、私情を挟んだ。


 「カイチューは、そんなに凄いデザイナーなのですか」


 確かに、腕は凄いとは思うが。半年待ちは、無いだらう。男色家で、カーテン越しに。警備兵を覗いているヤツが。ない、ない。


 「これだから、小娘は。カイチュー様よ。様。彼の作品は、アートなの。芸術なの。唯一無二なの。口には、気を付けなさい」


 私は、凄く怒られた。あのゴスゴリラが、私を騙して。ベヒーモスの毛皮をタダで盗みやがって。許さん。


 「カイチューです。犯人は、カイチューです」

 私は、カイチューを売った。


 「何の犯人が、カイチュー様なの。例え、カイチュー様が、貴族を殺めたとしても。私は、その貴族を、不敬罪にして。無かった事にします。それに、様よ様を付けなさい」


 録音機材はないのか。不正があるぞ。この国は、宰相がやばいぞ。


 「ですから、ベヒーモスの背中をカットして。コートを作った犯人が、カイチューなのです。すみませんでした」


 納得出来なかった。あのゴスゴリラが許せなかった。


 「今、何と仰いましたか。カイチュー様がお作りになられた、ベヒーモスのコートがこの世に存在するのですか。そんな物が、この世に存在するのですか。有ってはならないてすよ。神が、国宝級の素材を使って。えぇ。ヤバくないですか。もう、神ですよ素晴らしい」


 ダーナタルは、頭がお花畑になっている。


 「もう。私は、失礼しても宜しいですか」

 お花畑を、相手する暇は無い。


 「あっ。それと、もう一つ、ベヒーモスの上で、ゴロゴロしても。宜しいかな」

 最後に、ダーナタルは願望を伝えた。


 「私は、しばらくここを離れますので。ご自由になされて下さい」


 ダーナタルは、靴を脱ぎ。ベヒーモスの背中に飛び込んだ。


 その後、バーチは、カノタマーへ戻り。

 バヤナルトを、悪と謳い。兵を募っている。


 そして、私は、天に見放されていなかった。


 震源は、近海の海の中だが、震度4の地震がバヤナルトを襲った。


 直ぐに、津波を警戒したのだが。20cmの波がデナガリの港を襲っただけだった。家の倒壊も少なく。

 

 数年に一度の間隔で、地震は起こるらしい。


 私は、バヤナルトの街も、見て回り。

 古い家は、兵士が見回りをしていた。


 私は、別荘を確認して。源泉を確かめた。

 山の一部が、地崩れを起こし。洞窟が現れた。


 私は、恐る恐る。洞窟を覗くと。

 白い蜘蛛が、蠢いていた。


 目を背けるくらい。気持ち悪かったが。

 ダイヤモンドイーターは、絶滅して無かった。


 私は、手持ちの白い玉鋼を使い。フルプレートや篭手の製作に着手した。


 白い玉鋼は、生産できる。

 手持ちを無くしても。量産ができる。


 私の頭も、お花畑になった。

後書きは、予告だと勘違いをしてました。

小説に、なっているか分からないのですが。

頭の物語を書こうと思っています。

宜しけれは、ブックマークと星を下さい。お願いします。

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