表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/33

マリアの葬儀

マリアの葬儀を、粛々と進めたかったが、マリアが壊した。

マリアの長男のバーチが、異論を称えて。ぶち壊した。

私は、反論したかったが。マリアの葬儀を壊したくなかった



 マリアの葬儀は、国中から貴族が集まり。王族もバヤナルトに出向いた。


 最近は、塩の他に。温泉を樽で購入して。王都の貴族が、馬鹿な事をしているらしい。


 王族を、バヤナルトの城に泊めて。

 狼達を、庭に放った。

 王族直属の兵士は、お花畑が多く。

 どれだけ、狼に近付けるか、試している。


 私は、マリアに食べてもらうはずだった。

 黒牛を、王族に振る舞い。ワサビを添えた。


 「私達の勝ちだ。ナンダン」


 王族は、ジポングから子牛の輸入を開始した。

 ワサビも、鮮度を保つように言付け。

 私も、便乗した。


 王族が、バヤナルトの城に入ったと知り。

 マリアの長男であるバーチが、二度目の訪問をした。


 母親の顔を、見もせずに。王様へ謁見をした。

 義父である。提督の考えを伝えて。

 王様を、騎士団に取り込み。

 軍国主義へと、向かう考えだった。


 平民の税収を上げて。上乗せした税を、騎士団に回し。軍部を、強化に当てる、それが狙いだが。

 王様は、それを拒否し続けている。


 私には、関係のない話で。

 マリアの葬儀次第で。

 私は、バヤナルトを去ろうと考え。

 リュウミー達には、話を進めていた。


 リュウミーは、やがて生まれる狼達が気になり。

 最初の草原に、移るならそこでも良いと言ってくれた。


 小屋や、ハッピービーの移動を済ませて。

 少しずつ、引っ越しの作業をしながら。

 マリアの葬儀に尽力した。


 ビニガーが、バーチに宝物庫を見せて。

 金が無い事を知った。


 私に、怒りを見せ。私は、宝物庫に呼出され。


 「バヤナルトの金貨を返せ。この泥棒女」

 私の事を、刺していると思うが。ボキャブラリーも無ければ。意味も違う。


 「私は、泥棒をした訳では御座いません。商品をお安く。マリア様に、お譲りしただけです」


 ビニガーは、色を付けているが。8連のチョカーは、凄い値が付くぞ。

 それに、大衆浴場の代金を回収出来ていない。


 「ガラクタを、押し付けて。母を騙し。バヤナルトの金を根こそぎ、奪ったのであろう」


 私は、怒りを通り越して。呆れた。

 ビニガーに目をやると。深く頭を下げた。


 「そちらの、8連のチョカーを。ガラクタ等とおしゃいましたが。確認されましたか。宝石の指輪に、バーチ様の腕にあるプラチナの篭手。本物ですけど。ビニガー様以外にも、鑑定師を呼ばれて、鑑定されてはいかがですか」


 バーチは、8連のチョカーから手を離し。プラチナの篭手を、もとに戻した。


 「それと、これとは。話が違う。バヤナルトの資金、7000枚の金貨を、葬儀が終わるまでに準備しておけ」


 バーチは、貴族らしく。マントを翻し。宝物庫から、退却した。


 私は、宝物庫の前に。ジョルジュとミランダを配置した。

 宝物庫に、泥棒が入るのを阻止するためだ。



 これも、耳にタコが出来るほど聞いた。


 「レッド・ヴァイツの子供を、譲ってもらえないか。家にも、大型犬がいて。扱いには慣れている」


 私の子供達を、犬コロと一緒に扱いやがった。


 「駄目ですよ。犬とだなんて。病気が移っちゃいますよ。奥様だけでなく、人以外も嗜むのですね」


 「家の子達は、激しいプレイが好みで。ベッドでは、悲鳴以外にも、色々なものが、飛び散りますわよ」


 「家の子達は、舌が肥えてまして。1頭で金貨100枚は、簡単に消費しますので。財力のない方は、諦めた方が宜しいかと」


 最後まで、諦めないやつは。

 サーシャの前に立たせた。


 「サーシャ、お前の身を引き受けるそうだ。ワインをたらふく飲めるぞ」


 男爵が、ワインを運び。サーシャの前に置いた。

 勿論。サーシャは見向きもしなかった。

 匂いを嗅ぎ。簡単に、首を振った。


 私は、53年物のカノタマー・ヌーボーを取り出し。一杯だけ、グラスに注ぎ。男爵に与えて。

 残りのボトルを、サーシャに与えた。


 何時ものように、匂いを嗅ぎ。確かめて。口にした。

 最近は。ボトルからの飲み方を覚えて。

 ボトルを。舌で優しく包み。そのまま上を向いた。

 直ぐには飲みほさずに。ボトルが空になるのを待ち。

 ボトルを。落として。少し舌を動かしている。


 つかさす、ボトルに安物ワインを入れると。

 サーシャは、匂いで分かり。牙を剥いた。


 「このワインが、金貨5枚で。機嫌を損なうと。10本有っても足りない。金食いだよ」



 そして、マリアの葬儀が、粛々と始まった。

 バヤナルトの敷地の教会から始まり。

 敷地の墓地に埋葬をする。


 皆で、ぞろぞろと移動をして。

 チャーリー・バヤナルト3世の横に、棺を降ろした。


 最後の、別れを惜しみながら。参列者全員が、花を添えて。


 私も、狼達10頭も、花を添えた。

 私は、マリアに姿を変えて。マリアのドレスを着用した。

 天に向かい。ツインドラゴンを放ち。

 悲しみの雨を降らせた。

 皆が、下を向く頃には、喪服の真理子に戻っていた。


 国中から、貴族を集めたわりには、あっけなく終りを迎えた。


 王様が、爆弾を落とすまでは。


 「マリア・バヤナルトの遺言により。真理子に、バヤナルトの名と、侯爵の地位を与え。この地の領主とする。なお、これは王命である。異存は、認めぬ。良いな」


 寝耳に水だった。何かの待ちがと思い。ビニガーを探した。

 ビニガーは、知っていた。私の後ろに控えている。


 「真理子。バヤナルトの資金を、盗むだけでは飽き足らず。爵位も盗むのか」


 母親の葬儀の最中なのに。大声でバーチは叫んだ。


 「バーチ様、これは何かの間違いです。私は、侯爵などの器ではありません」


 私は、身の潔白を証明しようとした。


 「くどいぞ。これは王命である。マリア・バヤナルトは、拒否されるのを分かっていたから。余に、名を付けさせたのだ。マリア・バヤナルトの気持ちをくんでやれ」


 私が困っていると。ビニガーは、次の手に出た。


 懐から、大きなブルーダイヤモンドのネックレスを出した。

 3106カラットのブルーダイヤモンドは、あの時に、マリアが手にしたものだった。


 人機は大きなダイヤを。私は、ビニガーから受け取った。


 「とりあえず。こちらは、私が受け取ります。バーチ様とは、後日、お話をしたく思います。


 ブルーダイヤモンドを、受け取ったのは。ビニガーの罠だ。


 アレをビニガーに返すと。ビニガーの命が危うくなる。それを回避する一手だ。

 私が所有したと、首にかけた。


「逃げるなよ。真理子。お前には、侯爵を諦めてもらうからな」

 バーチは、自分の母親の葬儀を破壊した。


 「逃げる気もありませんし。侯爵の地位もありません」

 私は、縛られたくなかった。自由でいたかった。


 「何を言っている。これは王命である」

 王様は、再度一喝して。


 「バーチ様。真理子・バヤナルト侯爵様に対して。失礼ではありませんか。不敬罪で、処罰いたしますよ」

 ビニガーが、バーチを、煽った。


 「おのれビニガー。私が、バヤナルトを継いだ日には。抹殺してやる」

 バーチは、怒りを前面に出している。


 私は、深く頭を下げて。

 下げた首から、大きなダイヤのネックレスが。ブラブラと輝きを放ち。魅了した。

王族だけ、帰路につぎ。ほとんどの貴族は、バヤナルトの行く末を見る為に残った。

マリアの罠にかかった私は、ビニガーに説特させられて。バヤナルト侯爵を、継承した。

バーチを追い出したが。

宰相ダーナタル様に捕まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ