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第六話 戦闘メイド”アカ”との訓練はちょっと楽しい・・

 


 ワビルの塔はとてつもなく高い建物ではないが、まぁ普通のマンションくらいはある。

 もちろんいわゆる”タワマン”のことではない。

 あくまで普通だ。


 しかし、どこの国であろうと砂漠の真ん中にあれば目立つに決まっている。


 だから目視されないよう魔力で構成された塔の内部に生息している”英知の樹木”(オレは勝手にバイオコンピューターと呼んでいるが)によって操作され、塔そのもののシステムによっていつも砂嵐で覆われている(らしい)。


 そしてその塔の上層階はちょっとしたスタジアムになっているワケで・・


 ズババババ!


 空気を切り裂くような炸裂音。


 戦闘メイド”アカ”がオレに容赦なく攻撃魔法とやらをしかけてくる。


 オレの頭の中には二週間、睡眠学習で学んだワビル1世の英知が宿っている。

 当然のように戦闘に特化した知力も超人並みの体力も備わっている。


 ズバン!ズバン!ズバババン!!


 アカのランダムで攻撃してくる魔力衝撃波をオレは文字通り右往左往、縦に斜めにかわしながら同じく衝撃波をお見舞いする。


 魔法というより超能力バトルだ。どっちも似たようなモンて訳か?


 もうそろそろオレがこのワビルの塔にきて一ヶ月が過ぎようとしている。

 二週間の睡眠学習に加え、あとはオレの覚醒した莫大な魔力とやらをコントロールしながら攻撃魔法、肉弾戦、そして同時並行でダメージと体力の回復という訓練を繰り返している。


「我が(あるじ)!これはどう!?ってワケ!」


 攻撃魔法の攻防戦が終わるとアカはその美少女ヅラを一気にオレの鼻先まで近づけ不敵に笑うとミニのスカートから形のいい太ももを振り上げてハイキックの連打を叩きつけてくる。


 瞬間ちらりと白いモノが見える。オレはこの瞬間が好きだ。

 何回やっても飽きない。最初は見とれてよく蹴り上げられていたが・・


 その攻撃をかわしながらオレはスキを伺いアカの背後に回る。


 ・・よし、ここだ!


 オレはアカを羽交い締めにすると全身から魔力を放出・・


 バリ!バリ!バリリリリリ・・・・・・!


 このオレの全身アタックに呼応するかの如くアカも全身から魔力を放出。

 ここからはチカラ比べだ。

 スタジアムの真ん中で光と火花の塊が出来上がる。


 人造メイドの身体はよくできていて若い娘の身体を模しているせいか柔らかい感触だ。胸元も適度に揺れてあわよくばどさくさに紛れて触れることも・・

 最初のころはその感触のよさで思わずもみ上げていたが油断をつかれ衝撃波を撃ち込まれていた。


「これが魔法少女だったらたちまち殺されるってワケ!」


 よく得意げにアカに笑われていたっけ・・


 ”魔女っ子ミヨちゃん”の魔力はワビル1世の英知を受け継いだモノに勝るとも劣らないモノらしい。

 まぁ同じ血筋だからな。

 彼女に足りないモノはワビルの英知と潜在する魔力の量らしい。

 しかし彼女は若いし実戦経験もかなり積んでいる。

 ちょっとした軍隊の小隊などたちまち蹴散らせてしまうくらいお手の物だ。


 オレはそんな化け物とケンカをしなくちゃならない。


 いくら魔力量が勝っているとはいえ、オレはその分体力維持のために相当量を使うだろう。


 ドサ・・


 などと考えているとアカがオレの足元に屈服した。


 あらら・・ちょっと考え事をしていたら・・やりすぎちゃったかな?


「主・・手加減してくれないと・・いくらアタイでも体モタナイってワケ・・」


 戦闘人造メイド”アカ”はそのまま仰向けになった。

 頑丈なはずのメイド服もボロボロになりイイ感じに胸元や太ももがはみ出している。


 ・・そそるな・・


 オレはゴクリと喉をならした。

 ちょっと惚けていたオレはすぐさま自身の現状体力をチェックした。


 かなり息が上がっていることに気づく。


 ・・まずいな・・


 オレは魔力を体力回復に集中するとそのままアカの横に座った。

 アカは相変わらずハァハァと荒く呼吸をしている。

 はだけた胸元が小気味よく揺れている。


 オレも男だ。こんな美少女がこんなあられもない姿でいたら飛びつきたいところだが・・


 残念だな・・


 オレは自分の手の甲のシワを見つめ、ため息をついた。


 ・・アカが静かに立ちあがった。


「主、この短期間でよくここまで仕上げたね、ってワケ」


 オレは笑みを返すと静かに立ちあがった。

 体力は回復したが結構な魔力も消耗している。


 オレたちは足並みを合わせアカの姉妹メイド”アオ”の待つ階下へと降りて行った・・



読んでいただいてありがとうございました。

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