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純真スピカ

作者: 外天ハク

産まれてきたその子は、輝いていた


目は真ん丸で、瞳はよく光を反射し


光り輝いていた


名は素晴らしく光る子で素光(スピカ)とした


何色にも染まってない今はとても貴重だ


これから様々な経験を通して生きていく事になる


どんな道が待ち受けているのか


どんな未知を経験する事になるのだろうか


親の役目は、導くだけでなく見守る勇気も必要だろう


彼女の人生は、彼女のものなのだから


小さな寝息を立てたまに小さなアクビをする


その姿は、正に純真そのものだった


産まれてきてくれてありがとう


私達のトコロヘ舞い降りてきてくれてありがとう


スピカ


素晴らしい人生を切り開き


光輝く大人に育ってくれ


大物になれなくても良い


細やかな事に感動、感謝できる大人への道を


探し当ててくれ


フと目を覚まし不意に私をみつめ優しく微笑んだね


ごめん、過剰な期待し過ぎたね


君らしくを大切に



そんな君は、今、純白のウェディングドレスをまとい


産まれた日を彷彿とさせる輝きを放っている


ありがとう、私達に幸せな時間を贈ってくれて


ありがとう、君らしく育ってくれて


純白スピカ





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― 新着の感想 ―
[一言] 純真から純白への変化がとても丁寧に描写されていて、読みながら胸が熱くなりました。 道と未知の韻を踏んでいる感じも好きです。 スピカの当て字も成る程と思いました。 親の深い愛情を感じるあたたか…
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