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死、そして転生(よくあるアレ) 2

「転生先は、日本人と外国人と異世界人、どーれーがーいーいー?」


「異世界人がいいデース!」


 異世界チート! ネット小説のネ申でもなきゃ実現できないと思っていた、異世界転生キタ――――!


「……そんなにいいもんですかね、異世界転生」


 それをあんたが言うかね?

 いいもんかどうかは知らんけど、「一生に一度はやってみたい人生」として全俺の中でランキング急上昇中デスヨ!


「……まあそれがいいのならいいですけど。一生に二度人生はやれませんからね?

 ちなみに、異世界転生したら日本人っていうか、元の現代世界の人間に戻る機会はまずありませんが、それでもいいですか?

 なおチート付き異世界転生では、今までの世界より文明レベル低いところへの転生となりますけど……」


 私は一向に構わんッ!


「思い切りますね……まあそういう人ちょこちょこいますけどね」


 もう日本の社畜は結構です。毎日の通勤ラッシュは心が潰されるのです。

 田舎のご近所監視社会もコミュ障気味にはツラいのです。ちょっとしばらくは全力で暴れたい気分なんです。 コロすだのコロされるだの、そういった殺伐さが人生のアクセントとして欲しいのデス。気に入らん奴をボコったりずんばらりんしたり魔法でドッカーン!したいんデス。

 今はエンジョイ&エキサイティング!な人生がいいんデス!


「相当疲れてますね……」


 解ります?


「いやまあ、私もそういうときありますから……何もかも放り出して、全力で神の力揮って管理してる世界破壊したい!とか思う時が何百年かに一度」


 破壊神か!

 迷惑だから止めてくださいおながいします。


 あ、ところでどんな異世界行くのかだけは聞きたい。


「どんな世界がお望みですか」


 希望で選べるとですか!


「ある程度は。あなたの世界のパラレルバリエーションになりますが。アチラの世界の神に話を通しておかないといけませんので。あと魂の移民手続きとか。不法転生は酷い罰がありますのでね、合法的に移転してもらわないと」


 怖っ!……ならば、ならば是非、剣と魔法の世界に! そこでチート勇者がしたいデス!


「では、完全にとはいきませんが、お望みに近い世界を見繕いましょう……でも勇者なんかやったらそれこそリアルデスマーチですけど、いいんですか?」


 チート勇者なら一向に構わんッ!

 デスマーチ上等や! 今まで何度もやりましたデスマ! デスマー総統ばんざーい!


「思い切りいいですね……わかりました。それではご希望にできるだけ添える世界へご案内します」


 勝ったッ! 人生の第三部完ッ! 違うわ、第一部完ッ!

 満を持して第二部開始ッ!


「まあそう喜ぶのは早いですよ」


 ……おっとまだ喜ぶ時間じゃない。

 確認したいことがまだある。


「こちらも言わなきゃならないことがあります」


 ……さっき、死亡事故見舞ポイントとか言ってたよな。


「言いましたよ」


 それって……


「それです」


 まだ最後まで言うてへんやん。


「言うてへんでも解りますー。私神ですー。そんなアホちゃいますー」


 ……すんごいアホみたいな顔して言わんでも。

 見えんけどわかるわ。


「……転生するときに『3て言う度にアホになる』ようにしましょうか?」


 ごめんなさいもう言いません。


「……転生するにあたってですね、あなたには転生後のプロフィール、魂と肉体を再設計できます。

 この際ですから、まあかなりご自由に。あなたがたの世界で言うところのデザイナー・チャイルド? まあキャラメイキングでもいいですが、あんな感じでいろいろ決められます。

 設計にあたっては、転生ポイントが用意されていますので、それを使ってキャラメイキングしてくださいね」


 キャラメイキングって……まあでもそんな感じか。

 では早速メイキングをするとしようかの。


「ではこちらを参照しながら創ってみてください」


 キャラメイク転生ポイント一覧とか出てきた……ナニナニ。

 顔、身長、体重、体脂肪率、筋肉の質、頭の出来、骨格、体質……もうなんか細かすぎて伝わらないキャラメイキング。どう設定すりゃいいんだこれ。


「わからなかったら『普通』にしておけば大体オッケーです。可もなく不可もなく、そこそこの才能を持って。鍛えれば鍛えた分だけは能力になりますよー的な? 多少そこにランダムサイコロ的な要素が出入りしますけど」


 ザッパだな……まあわからんのはそうするしかないか。神のサイコロがいい目を出しますように。

 まあただ、このキャラメイキングにはボーナスポイントがあるとか。

 通常一〇〇〇ポイントのところを、一二〇〇ポイントくれるとか、そんな感じだ。


「そこまではないですよ。肉体チートで設定のプラス一割、頭脳チートでプラス一割、それくらいです」


 ……マジで?


「マジデス」


 ……ショボくないっすか?


「普通にしても他人より一割増しって、それだけでも優遇ですよ?

 まあ、それとは別にスペシャルチート用の死亡見舞いポイントはありますけど」


 ……それさぁ、早く言ってよぉー!

 で、具体的にそのスペシャルチートいうんはどんなんですかね?


「まあ、普通に訓練して手に入る能力はその世界の理に沿ったものですが、先天的な才能や能力は訓練では手に入りません。

 一番のボーナスはそこなんですよ」


 だからさぁ……早く言ってよぉー!

 そういうのが聞きたかったんやー!


「有り難いお言葉は最後に聞かせるのが一番有り難く聞こえるのです」


 とりあえず拝みます。有り難や有り難や。


「ははは、もっと拝みなさい」


 拝んだのでプラス一割五分とかになりませんか?


「なりません。百年拝んで百万人信者獲得したら考えます」


 ……能力決めよ。


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