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第二章です
ざわざわと植物の波が立てていく。
この広大なとうもろこし畑の波は、はるか地平線のかなたまで続いていく。
アメリカ。プレーリーに広がるこれらを月の光が照らし続けている。日本とは違い、家と家が長いため、隣の家が夜遅くまでどんちゃん騒ぎをしようが隣家には安眠を手に入れている、ただご近所付き合いが大変だが、ビックな大国での日常だろう。
だからいつも異変が起こってもだれもすぐには気づかない。
波が突然輪のようなもので流れを止められた。ドローンの空撮でやっと全体像が見えるような地上絵のスケールのものだった。その丸井絵の枠から葉や根。土までもが割れ亀裂から赤い光が漏れ出てくる。その光は上下左右に広がっていく。畑は無作為に傷つけられた。
広がりが終わったかと思うと、巨大な魔法陣が完成した。
中心に光の線が一本、三本、十本と数多に重なり、まるで繭のように回りだした。
そして中心に大きなエネルギーを発生した。
と思った瞬間、光が消えた。また月明かりの輝く風の音しか聞こえない静かな夜に戻った。ほんの数十秒前光っていた痕跡はなくなった。
いや。あの渦のあった所に、何やら四角い物体がある。それは少しだけ赤い光があったが少しずつ消えてしまった。その物体の全長は二十五メートルに届かないぐらいだろうか。ダメージが大きいようで不規則な形をしていた。
そのくず鉄から一人の影が出てくる。物体の上に立ち、頭をさすりながら、見上げた。
「ここは……。どこだ?」
影が放った問いに答えるものはおらず、今は夜空を見上げるしかなかった。
翌日、この地は巨大なミステリーサークルとしてメディアを賑わせた。
2021年12月23日 追記 近々再開します




