04:少女とフクロウと……
「あ、見えてきましたよ」
シンボルタワーが近くなり。
後ろで渋々歩く二匹を急かす、
「お二人とも?遅いですよ?」
「ウっさイ!こっちはな敵がイなイか気配を感じながら歩イてるんだ!」
「ひゅぅぅうう。さすがの俺様でもこの付近は普段から近づこうとしないからな」
とマレに言う二人。
そんな二人にやれやれっとため息を零す。
「全く。お二人の言葉を簡単に纏めると、怖い、という事でよろしいですか?」
「なっ!アホかァア!ぼ、僕が怖がるわけなイだろ。ただ安全を考えてだ」
「ちょっと旦那。それは心外ですぜい?俺様の辞書に恐怖の二文字は存在しない」
と戸惑いながらに反論しつつ二人はマレの前を進む。
「やれやれ。扱いやすい」
そんな二人を見ながら呟く。
「おイ!マレ。着いたぞ。シンボルタワーに」
「やっと着きましたね。しかし……」
「誰もいねぇ……な」
シンボルタワーはエリアのシンボルであり戦争の勝敗を左右する重要な物。
だから常に見張りなどがいるわけなのだが……。誰もいないの。
マレ、テッラ、クリーク以外に……、
「!!テッラさん。クリークさん!人が、人がいます」
視線の先にいる走る少女に指を指しながら言う。
「ア!本当だ。マレ以外にも人型がイたんだ」
「でも。おいおい。まてよ?何か様子がおかしいぜい」
そう。少女はまるで逃げるかの用に、顔を不安に染めながら走っていた。
更に追いかけるかのようにフクロウ型のプロモンが後ろに飛んでいた。
エネルギーボールを放ちながら。
「テッラさん!クリークさん!」
「何も言ウな!わかってる」
「ひゅぅぅうう。俺はヒーローより悪役が本業なんだけどな」
テッラとクリークは同時にフクロウに向かい駆ける。
少女を助けるため!




