03:大海
「……シンボルタワー」
「エリア所有者を決める戦場だ」
クリークの呟きに、テッラが説明する。
「へぇ~」
と興味津々に真っ直ぐと塔を見つめるマレ。
その瞳に映る物と表情から、彼の考えを読める。
「オ、オ前。もしかしたらだけど、アの塔に行こウとか考エてなイよね?」
「あれ?何でわかったのですか?」
自分の考えを言われて驚くマレ、
「もしかしてパートナーだから精神リンクでもしているとか?」
「きゃははぁっ!そんなモンなくってもお前の面みれば誰だってわかるぜぃ?」
「なるほど顔に出てましたか。でも、なら話が早い。行きましょう」
「アホかァアア!」
塔を指差しながらこちらに笑顔を向けたマレの足をテッラが吼えながら思いっきり噛む。
「ちょっと!テッラさん!痛いです!いたいたたあああ」
「オ前!アそこがどウイウ場所か知らなイから!今シンボルタワーに行くなんて自殺行為だ」
テッラはマレを放す。
「痛い……そんなに危険な場所なのですか?」
首を傾げながら二人に訊く。
「ひゅぅぅうう。戦場だからな。あそこじゃ毎日のようにプロモン同士の殺しあってる」
「アそこを支配したものはエリアの王になれるからね」
クリークの説明に、テッラが付け足す。
「ちなみに。仮に自分があの塔を支配したら、王になれます?」
「嫌。なれなイよ。シンボルタワーは一つのエリアに4つあるんだ。
しかも一週間以内に他のタワー全て支配しないと王になれない」
「でも。一度支配した塔は一週間他の奴は入れなくなるから、いい隠れ家になるぜ?的という名のなぁああ!きゃははぁっ!」
「成る程。ではそろそろシンボルタワーに行きますか?」
「あ、ウん……って説明聞イたよね?」
「手前マジか?」
「え?もちろんですが……何か?」
ハッキリとマレは答え言う、
「あそこには誰もいないですから大丈夫です」
「何でそんなことがわかるんだ?」
「直感」
「はぁぁああ?」
「まぁ、いいから行きましょう」
と二匹を掴んで進む。
「もウ!どウなっても知らないからな!」




