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第74話 シルフィーネの丘



 シルフィーネの丘


 で、昼食後のシロナ相談会の後に、やってきたのは中級者用のレベリングスポットとして有名なフィールド。

 シルフィーネの丘。


 風属性モンスターが頻繁に出現して、すばしっこい敵ばかりだから、モンスターを撃破するにはちょっと手こずるかもしれないけれど、良い経験になる場所だと思う。


 単調な行動をするモンスターじゃ、慣れが怖いから、いろいろとマンネリ化に悩まされる中級者にはもってこいだ。


 経験値の入手効率がよくて、他の場所で特訓するよりははるかに時間の節約になるはずだ。


「一応確認してみたけど、今日はいないみたいだね」

「そのようですね」


 とりあえず、やってきた時点では、あやしい人間なんかはいなさそうだった。


 隠蔽効果のある装備品で隠れられていたら、分からないかもしれないけど、シロナにつっかかってきた状況を考えるに、そういう可能性は薄いとみている。


 ああいう手合いの人間は、いかに自分の力を大きく見せるかという点に腐心している所があるから、多少効率が悪くても真正面から、叩きのめしに来るんだよね。


 シロナから教えてもらったプレイヤーたちの特徴を思い描きながら、さてどうした物かなと考える。


「暇だし、レベリングする?」

「大丈夫でしょうか?」

「平気なんじゃない。シロナ一人ならともかく、僕も一応見張ってるし」

「そうですよね」


 せっかく来たなら、少しでも有意義な時間にしたい。

 シロナも同じ事を考えていた様だ。

 頷いて、「お願いします」と頭を下げてくる。


 まあ、ムカつく連中を倒すだけに労力使うってのも、ただムカつくだけだしね。

 そういうわけで、中断していたレベリングの再開だ。



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