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第50話 アメンボウズの群れ



 人間の幼児くらいのサイズがあるアメンボモンスター達は、こちらに向かって水属性の攻撃をしかけてきた。


 幸いにも僕もシロナもよけられたけど、アメンボウズの数は三十体くらいにのぼる。

 普通の群れだと、五、六体が上限だし、途中で行動パターンがかみあってしまって合流したにしても、こんな数になるわけがない。


 人為的な行動が関わらない限りには。


「きゃはは、ざまーみろ。そのままモンスターにやられちまえばいいんだ」

「あのおばんさんか……」


 故意の件について怪しんでいると、聞き覚えのあり過ぎる声が聞こえて来た。

 声の聞こえて方向に視線をむけると、いた。

 ついさっき逃がしてしまったPK未遂達だ。


「はっ、あたし達にあやまるって言うなら助けてやらないこともないけどね」


 すっごく調子に乗ってるな。

 僕に手も足も出なかった事が、彼女達の記憶の中ではなかった事にでもなっているのだろうか。


 あまりの、空気の読めなさに頭痛がしてきた。


「こんな風にいがみあうなんで! 今は、こんな事やってる場合じゃないんです。同じプレイヤー同士じゃないですか、やめてください!」


 この期に及んで説得が通じるとでも思ってるシロナの行動にもね。


「はぁ、こんなのばっか。もうやになっちゃう」


 ここ最近の僕の対人運ってどうなってるんだろう。



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