表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/125

第21話 ウィークローネ



 その昔、か弱いお姫様が住んでいた……とか言われている水の都ウィークローネ。

 外にちょっと出ただけで倒れてしまう様な病弱なお姫様は、誰からも厄介者扱いさていたとかいないとか。

 

 時を同じくして付近で暴れ龍が出て、暴れ回ってるって話が出たから、ちょうどいいから周りの人は、お姫様を生贄にして竜の怒りを鎮めようと考えたとさ。


 けれど、哀れなお姫様は幸いな事に、供物として捧らえた竜に気に入られ、それからは幸せな人生を送ったらしい。


 水の都にはそんな昔話がある。

 うろ覚えだが。


 まあ、仮想世界のそれだから、実際にあったわけじゃなくてシナリオライターの誰かさんが作ったであろう話なんだろうけど。


 そんな設定が反映されているものだから、竜素材の武器の取引とかも結構多くて、有名な水龍、炎龍、雷龍、氷龍以外のモブ龍なんかを討伐して得た素材なんかがよくあったりする。


 というかそんな店の一つが目の前にあって、今まさに売れたとこだった。

 あ、良い値段だったのに。


「何で、こんなとこまで来ちゃったかな」


 ぼやくが来たもんはしょうがない。

 

 目の前には水の町。

 竜の被害に遭っているとか言われるあの町。


 清らかな水が流れる水路が、町の隅々まで張り巡らされている町は、見た目にはただ平穏で綺麗で、見栄えのい町だ。


 そう、来てしまったのだ。

 ひきこもってたかったのに


 何やってるんだよ、本当に。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ