第130話 攻撃リズム
そういうわけで、三体の分裂スライムに攻撃するのはシロナとアリッサとらいかになった。
三人はスライムに向けて息を合わせながら何回か攻撃。
けど、なかなか難しいようだ。
結構意外。
女の子ってそういうの得意な方だと思ってた。
それに三人とも仲が悪いってわけでもないだろうし。
5回を超えたあたりで、ちょっと小休止。
スライムの反撃は攻撃一回につき、向こうも一回だから、こっちは何もしなければあっちも同じで何もしない。
そのため、初心者にはかなり優しいボスになってる。
で、らいか、アリッサはこんな感じ。
「うーん、なかなかタイミングが合わないなあ。何が駄目だと思う?」
「たぶん、三人のスライムが違うリズムではねてるからじゃないかな?」
「ぽよぽよしていてなんだか戦いづらいです」
シロナの「戦いづらい」は可愛いからって理由に聞こえるけどどうなんだろう。
初対面から今までちょっとばかしのイベントはあったけど、人の根本的な部分ってそう簡単には変わらないだろうしな。
今気にするべき事じゃないか。
僕はため息をつきながら、アドバイスする。
「見てるとシロナの攻撃がワンテンポ遅れてるように見える。だから、シロナがもっと早めに攻撃するか、他二人が遅めに攻撃すればいいんじゃない?」
「さっすが、お兄ちゃん。自分の息は人に合わせられないのに、人の事は割とちゃんと見てるんだよね」
らいか、一言余計なんだよ。




