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オンラインゲームがデスゲームになったので、すすんで引きこもる  作者: 仲仁へび
第13章

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第120話 シロナのきっかけ



 シロナがオンラインゲームを始めたのは、ただの偶然だった。

 特にゲームが好きというわけでもなく、身内にそういった趣味のものがいるわけでもなかった。


 ただ単に学校の授業で近未来技術に関する宿題が出たので、試しにやってみようと思っただけだ。


 オンラインゲームの実現は現在のことで、未来のことではないが、かつての未来が今になったことについてまとめればいいと考えた。


 その時点ではほかにもいろいろな調査対象の候補があったが……。


 幸運な事に父親が以前勤めていた会社で、そういった関係での伝手があり、さらに目を向けることになる。


 使わなくなった機械と、間違えてネットで購入してしまったというソフトを譲り受け、オンラインの世界へ飛び込んだ。


 もちろん、マナーも何も全く知らない状態ではいけないと、最低限の知識がしらべてからだ。


 しかし、シロナが参考にしたサイトは、お行儀のよい物ばかりだった。


 そのため、実際に横行している悪辣な行為は知らなかったし、暗黙の了解についても同じ。


 ゲームを始めたばかりのシロナはその点で何度も痛い目を見た。


 それでも、宿題を終えてからも度々ログインしていたのは、彼女が人間付き合いをどこまでも真面目だったから。


 いきなり消えては失礼と思った彼女は、やりかけのクエストや、知り合いに全員挨拶をするまではと、ゲームの世界に降り立ち続けた。


 そうこうしているうちに巻き込まれてしまったのだ。


 死んだら終わりのデスゲームに。


 最後に両親と交わした言葉は、遊ぶ時間の約束。


 シロナは「ファンタジー・オンライン」がデスゲームになった日に、その約束をやぶってしまっていた。


 両親にもう一度会えたのなら、謝りたいと考えているが、それはおそらく当分先のことだった。


 現実世界に帰還したら両親にごめんなさいを言う。


 それがファンタジー・オンラインで過ごす、シロナのモチベーションだった。



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