第07話 ポップスイーツフルーツ
村に行って、村長さんと話をした後。モンスターがよくあらわれる場所を教えてもらった。
僕は村のはずれにある、小さな果樹園へ向かう。
すると収穫間近らしいフルーツがたくさん実っているのが見えた。
これらは、現実には存在しないフルーツらしい。
情報枠にひっついてるカメラ機能を使って写真を撮影、検索すると情報がでてきた。
ポップスイーツフルーツ。
カラフルな縞模様の見た目で、甘い味がするらしい。
うろうろしているとNPCに声をかけられた。
「あんた村のもんじゃないね。村長さんから退治を依頼されたもんかい?」
「まあ、そうだけど」
ほっかむりをかぶったおばあさんだ。
おばあさんはその辺になってるボップスイーツフルーツをぶちっと収穫、ーーというかもぎとって僕に差し出してきた。
「この村の特産品だ。おたべ。なに、お題はいらんよ。宣伝になるからね」
特に断る理由もないだろうから「どうも」といって、それを食べようとする。
けれど、「ちょっとまったー!」と声がかかった。
現実世界だったら、嫌煙したいくらいの声のでかさだ。
声がした方を見ると、離れたところから、大柄なプレイヤーが近づいてくる。
「お前、初心者か?」
なれなれしい口調のそいつは大剣使いなのか、手に武器を持ってる。
「そうだけど、なに?」
我ながら人付き合い苦手そうな声が出たなと思ったけど、何気ない日常に大声で割り込んでくるやつを警戒しない方がおかしい。
「クエストを楽しむのは人それぞれだからこういうのはよくないかもしれないけど、けどな。うーん」
ちょっと何か言いかけてるのに、途中でやめないでくれる?
気になるんだけど。
なんだこいつと思いながら無言で見つめていると頬を書きながら、気まずそうな表情をする。
「ええっと、あんた」
「あんたじゃないニルバ」
「そうか、ニルバは、クエストって失敗したり痛い目みたりするのも混みで楽しむ派か?」
「いや、手間はなるべく増やしたくないし、効率はできれば追求したい派だけど」
「そっか、なら」
正体不明の大剣男は武器の剣を、ほっかむり系おばあさんにつきつける。
「そのばあさん気を付けた方がいいぜ、モンスターだから」
「はぁ!?」




