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零地帯  作者: 三間 久士
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北のバカブ神その9(宴の準備)

9・宴の準備


キタヨ

キタヨ

アノ子ガキタヨ

アノ森二キタヨ


聞いたかい、可愛い子ども達。

君達の仲間が直ぐ近くまで来ているよ。

さあ、迎えに行かなくては。

皆でパーティを開こう。


ああ、お客人、私の子供達は粗相をしませんでしたか?

なにぶん、まだ幼くてね。


楽しんでいただけた?


ああ、それは良かった。

貴方の足の一本でも食べていたら、貴方もこの子供達の仲間入りですからね。

これからこの子供達の仲間を迎え、パーティを開くんですが、ご一緒にいかがです?


この部屋は、パーティには殺風景じゃないかって?


いいえ、このくらいでいいんですよ。

直ぐに血の朱色が絨毯となり、肉の脂の色や黄色が花となり、細く太い血管で壁を飾り付けますから。

肌はよく鞣し、壁に飾りましょう。

髪は幾重にも束ねてクッションに。

骨は食器にどうですか?


ええ、あの子が強いのは知っていますよ。


でも、私は長年この研究をしてきましたからね。

ほら御覧なさい、もうすぐ月が姿を消す。

月の監視がなければ、この子達はその力を十分に発揮できる。

さあ、可愛い子供達、お友達を迎えに行ってきなさい。

私はその間に、あの子の席を作っておきますか。

お客人、それまで庭でも散策して下さい。

庭も、私の自慢ですから・・・


キタヨ

キタヨ

アノ子ガキタヨ

アノ森二キタヨ



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