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零地帯  作者: 三間 久士
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月の女神アル・メティスその8(願った者)

8・願った者


笑顔を守りたかった

幸せを守りたかった

あの人の力になりたかった


助けてやりたかった


幼い命たち

まだこの世に生をうけてもいない、はかない星々


仲間と笑い

仲間と泣き

仲間と怒り

誰もがする当たり前の事を、あの子等にもさせてやりたかった


なぜ神は、何の力もない私に『夢』をみせる

あんなにも悲しく、残酷な夢を


あんな未来など望んでいない

あんな未来など無くなればいい


ああ・・・もっと『力』が欲しかった

ああ・・・今一度『器』が欲しい


『還る者よ、その願い、何に願う?』


私の神はもういない

いないのならば


『悪魔に願おう』


ただ・・・

あの子等の笑顔を

あの人の幸せを守りたかっただけなんだ


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