1-3 第36話 一年の振り返りとバレンタインデー前日
side優也
さて、描写は無かったが中間テストも終わり(メタイ)残す所、一年生はあと期末テストと三年生を送る会。そして卒業式のみで終了。
短かったようで長かったな。それとどっかの誰かさんのせいで長く感じたな。
俺の高校生活は結羽と知り合うところから始まったんだったな。
それから劇的に変化した気がする。
悠真と知り合ったり、ドS生徒会長の障害物競争をやったりと
そして二学期には星野さんと知り合ったり、最近出てないが副生徒会長、神乃さんと知り合ったり。
色々大変だったけど……結果的に
この一年。良かったなと思える気がする。
「ゆ、優也がデレただと!?」
いい雰囲気ぶち壊しだ!
「なぁ、今回で最終回だっけ?」
「いいや、まだ、続くぞ」
俺は今現在、一年間を振り返りながら悠真と童明寺と話していた。
ちなみに会話は上から順に悠真、童明寺だ。
因みに今日は日曜。世の学生さんは日曜が一番憂鬱なのでは無いでしょうか?
「と言うか何でそんな最終回みたいな閉め方をしたんだよ」
「そもそも何でこんな会話になったんだ?」
数分前の事なのに忘れているこのバカ二人のために解説しよう。
あれは昼前の事だった。
いつもの如く親父は朝早くから出勤。結羽は土日は自分から来ない。来てくれても良いのにな。あの美味い飯が食えるなら。←飯目的
そのため、近くのコンビニで何か昼飯を買ってこようとしていると
─※─※─※─回想─※─※─※─
ピンポーン
突然呼び鈴が鳴った。
ん? 新聞か?
そう思い、ドアを開けながらこう言う。
「間に合ってます」
「「なにが!!??」」
二人ドアの先に居たのだが、二人とも同じ表情をしている。お前ら仲良いな。
玄関に居た二人ってのが悠真と童明寺だ。
何でもやることなく暇してたところ、二人がばったりと出くわして二人とも暇だったため俺の家に来ることにしたらしい。
何故か宿泊研修以来、この二人は馬が合い仲良くなったらしい。
って俺の家はあみゅーずめんとぱーくじゃねーって何回も言ってるのに。←言ってないです。
そんなこんなで(家に)突撃された訳なんだが俺の部屋で話しているとこんな話に成った。
「俺等は人生で初めての高1だった訳なんだが」
「初めてじゃなかったらヤバイから」
留年とか絶対にしたくない。
もう一回同じ学年とかダルすぎる。
「どうだった?」
唐突な質問だった。
「残念だった」
「同じく」
悠真がそう呟くと童明寺もそれに同調して頷く。
何で残念なんだよ。
と言うか短いな。もっとこう。何か色々と思ったこと無いのかよ。
「この言葉には色々と意味がふくまれてんだよ」
「同じく」
「悠真の言っている意味がわからなくてだいぶ困っているんだが、と言うかナチュラルに心読むな。それと童明寺は同じくしか言えないのか」
「それよりも」「早く」「「優也はどうだったんだ?」」
「やっぱり仲良いな!」
─※─※─※─回想 終─※─※─※─
そんな経緯があって冒頭戻る。
「ああ、そうだったな。俺が唐突に聞いたんだった」
と、童明寺が今思い出したかのように手を叩く。
「そんなことより」
と、悠真
なにがそんなことよりだよ。
「明日バレンタインだぜ」
と、カレンダーを見る。
確かに明日は2月14日。バレンタインデーだった。
まぁ、関係ないけどな。
そう思いながらコーヒーを啜る。
ホットコーヒーは暖まるし美味いし良いな。
「確かにバレンタインだがそれが?」
と、童明寺も冷たくあしらう。
「おい! それでも男か! 明日は男にとっても女にとっても一世一大の大イベント! 女が男にチョコを渡す。そしてなし崩し的に告白して恋人になる二人。
そんなロマンがあるもんじゃろ!!」
「いや、そんなに暑く語られても。俺等興味ないし」
勿論俺が興味ないのは当たり前なんだが、童明寺もこう言うの興味無かったんだな。
と言うか悠真の暴走が激しすぎて論点が明後日の方向に飛んでいってしまってるぞ。
「取り合えずそんな話をするために話変えたのか?」
若干童明寺もあきれぎみである。
「モテているお前らにはモテない俺の気持ちなど分からねーよ」
モテないやつの嫉妬じゃねーか。そんなの俺等にぶつけられても。
ってか俺ってモテてたのか?そんなこと無いと思うけどな。
多分悠真の妄想だろう。
童明寺はモテてるからチョコの数は凄まじい事になりそうだな。
「と言うか俺は孤高の一匹狼。彼女など必要ないのだ」
ほらまた。悲しげな表情になった。
その表情になんの意味が込められてるか分からないが、何かがあるんだろう。
「んじゃそろそろ昼だし飯でも恵んでくれね?」
なんて奴だ。
勝手に上がり込んで飯をつくれだ?
「ああ、俺にも頼む」
童明寺まで。
くそ! このままこいつらの言うことを正直に聞くのは少し癪だな。
よし。良いことを思い付いた。
「わーったよ。作ってきてやるから待ってろって」
そして台所に向かう。
そして俺はチャーハンを作った。
ただ、ただのチャーハンじゃない。
俺特製。唐辛子をふんだんに和えた激辛チャーハンだ。
あいつ等もきっと(ある意味)泣いて喜んでくれるぞ!
そしてこのチャーハンを二人に出す。
「何かこのチャーハン赤くないか?」
「気のせいだ」
「いや、でも」「気のせいだ」
俺は二人を制圧した。
「こうなったら自棄だ!」
と、勇者童明寺がチャーハンを掻き込む。
「かっれぇぇぇっ!」
と慌てて水を口に含む童明寺
「あれ?激辛なのには変わらないけどちゃんと美味い。イケるぞ! これ」
と、美味そうに食う童明寺。
作った側としては嬉しいところはある。
「よし、食うぞ」
そして悠真も口に含む。
「からっ! どんだけ辛いもの入れたんだよ! あ、だけど後から美味さが来るな」
と、こちらもどんどん食べていく。
まぁ、この二人なら大丈夫だと思った。
もともと辛いのに少し免疫がある二人だからな。
と言うか俺は飯を無駄にするのが嫌いだ。
だから俺は食えないものなど作らないし、どうせ作るなら美味くなるように作る。
どうしてこんなに料理が出来るのかって?
昔はよく違う町に居る祖父の家に行ってたんだが、祖父は居酒屋を経営していてよく厨房にも立ってたとか。
だから祖父に料理を教えてもらったんだ。
だから祖父には感謝してる。
ありがとう
因みに祖父はまだ生きています。




