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1-3 第28話 ついにおかしくなる悠真

side優也


「よ!優也」


「なんだ。悠真か…」


「なにその残念そうな反応は!」


 そうな(・・・)ではなく実際に残念(・・)なんだよ!


 って言うかいきなりなんだよ。廊下でばったり会うなり話しかけやがって、


「そろそろ宿泊研修だろ?優也どこ行くのかな?って」


 あ、そう言えばそろそろそんな時期だっけ?


 ってか何でこの時期に?


「こっちではまだその話は上がってないな」


「そうか。あ、ちなみに作者が宿泊研修の事を忘れてて無理矢理冬季にしたわけじゃ無いからな?」


「メタイ!」


 と、俺は悠真に突っ込む。


 しかし宿泊研修か…どこ行くんだっけ?


「確か季谷魔市だったはず」


 季谷魔?ああ、あそこか


 季谷魔市


 人口10000人弱と言う小さな町で


 田舎なため、空気も澄んでいて、食べ物美味しい良い町だ。


「楽しみだよな」


「まぁ、そうだな」


 こっちではその話題は一切まだ上がっていない。


 正直、俺も楽しみなところはある。


「それはそうと、俺らってさ、皆別のクラスだよな?」


 そうだな。綺麗にバラバラだな。


「同じ班にはなれないし、同じ部屋にもなれないわけだ」


「まぁ、そうだな」


「何て言うことだ!なぜ俺達は皆バラバラなんだ!?」


 俺はなぜバラバラの俺達が仲良く?なれたのかが不思議で仕方ない。だって、クラス違ったら接点無いだろ?


 結羽と知り合ったのだって偶然だし、星野さんに知り合ったのだって偶然


 悠真は…会いたくなかった


「ちょっと、会いたくなかったについて詳しく聞こうじゃないか!」


「さも当然のように俺の心を読むな!」


 と、普通に大声で話しているので俺達はいつの間にか注目を集めていた。


 それを感じ、俺は咄嗟に声を小さくする。


「んで、お前のクラスはどうだったんだ?その口ぶりからすると決まったんだろ?」


 と、なにやら悠真は視線のことに気がついてなくて、いきなり俺が声を潜めた事を不思議がり一瞬考えた。


 すると、悠真も視線に気がついたようだ。


 すると悠真は大きく息を吸い込む。


「俺はだな!れk」


「声がデケーよ!」


 と、ついつい勢いで大声でツッコミを入れてしまった。


 こいつ、人目を集めてるって知りながらわざとやったな!


 俺は人目を集めるのが好きじゃないってのに…ただでさえ、いつも美少女を連れて歩いて人目を集めに集めまくってもうお腹一杯だと言うのに…


 と、思いながら周囲に「すいません」と頭を下げて謝罪する。


「すまんすまん。俺は歴史館に行くんだ。季谷魔の歴史館ってここらで有名だから一度行ってみたくてな」


 ほう…それは面白そうだな。


 いや、歴史館なんて楽しいもんでも無いだろうけど悠真がお勧めするなら信頼できる。


 こいつはふざけたり、ふざけたり、ふざけたりするけどこいつのお勧めにハズレがあったためしがない。つまり信用できるってことだ。


 俺の班が誰とになるかはわからないけど出来るなら俺も行ってみようかな?歴史館


 キーンコーンカーンコーン


 と、なんともなタイミングで予鈴が鳴る。


「んじゃ、またな」


 と、手をヒラヒラと降って走っていく悠真


 さてと、次は科学だっけか?物理実験室に移動だったかな?んじゃ、行きますか。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

放課後


 現在、俺は一人で下校している。


 なぜ一人で下校してるかって?


 確かにな、いつもは結羽か悠真は必ずと言って良いほど付いている。


 なのになぜその二人が居ないかと言うと、俺にもわからないのです。


 いやさ、ワケわからんのだよ。


 俺が下校しようと玄関に着いたとき、LINEにこう送られてきた。


「私、今日は一緒に帰れないかも」


 まぁ、わかる。結羽のはまともな文章だ。しかし悠真はと言うと


「俺は今、絶対的境地に立っている。お前と帰ることなど出来ない」


 ・・・中二病かな?


 ちょっと頭のネジが数本飛んでしまったようだ。


 さすがの俺でも解読出来なかったよ。うん


 一緒に帰れないと言う意思表示は分かる。だけど、なんでその結果がこの文章に成るんだ!おかしいだろ!


 となると、へんな文章になってるが、用事があると考えるのが一番自然だ。


 絶対的境地、例えその絶対的境地がヤバイことだとして、その状況下で携帯なんていじれるのか?いや、握ることも不可能に近いだろう。


 よってこの言葉はふざけて送ったと推測する。


 と、その時ふと空を見上げる。


 空は雲に覆われて雲行きが怪しい、いつ降りだしてもおかしくない空だ。


 そう思ってると、案の定雨が降ってきた。


 折り畳み傘持ってて良かったぜ…


 そして少し歩くと、なんと星野さんが居た。


 屋根の下で雨宿りしてる感じだ。


 恐らく傘が無いのだろう。だから少し雨が収まるまで待ってる感じか。


 生憎、これは良くなりそうもない雨だな。


「そう思って星野さんに近づく」


 すると


「何かしら?天然タラシさん?」


「タラシじゃないわ!」


 失礼な!俺は別にそんなことしてないぞ!天然ってのが気になるが、それは絶対にしていないと言い切れる。だって事実、してないからな。


「とりあえず、傘無いなら送っていく」


 すると、星野さんの顔が赤くなったような気がしたが、暇潰しに読んでいた本で顔を隠したため、顔はあまり見えなかった。


「そう言うところが天然タラシなのよね」


「なんか言ったか?」


「なにも言ってないわ。ラノベ主人公さん」


「久々にその言葉聞いたな」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

after


「私は相合い傘をしてもらって、家にまで送ってもらったのよ。あなたはそんなことしてもらったことないでしょ?」


「うぐっそ、それは…」


「つまり私の勝ちってことよ」


 こいつらは何を争っているんだ?

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