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1-2 第22話 クリスマスが誕生日

side結羽


 私と優也でデート…優也からしたら(もど)きなんだろうけど…をしていたとき


 なんと珍しいプライベートの悠真と白波さんコンビが居た。


 そのため少し気になってしまったのだ。


 だから優也には悪いけど…し、下着を…買いにいくと言って悠真達の方へ向かった。


 そして追っていると二人はお土産コーナーに入っていった。


 何でお土産?


悠真「…には…が…な?」


真依「い…ん…ない?…も…と…お…よ?」


 二人から遠いいため、二人の会話がよく聞こえないけど二人はどうやら品定めをしているようだ。


 いっそのこと堂々と話しかけるか?


 まぁ、私は怪しいことをしているわけじゃ無いから良いんだけどね。


 よし、出よう。


 そして私は二人に近づいて声をかける。


結羽「二人とも何してるの?」


 私がそう問いかけるとすぐに返事が帰ってきた。


悠真「ああ、結羽も来てたのか。…なら結羽も手伝ってくれるか?」


 手伝う?何をだろう?


真依「悠真君によればね?12月25日が優也君の誕生日なんだって!クリスマスが誕生日ってなんか良いよね?あ、だけど私だったら嫌だな…」


 へぇ~!丁度クリスマス生まれなんだ!


 これでまたひとつ優也の事を知れた…ふふふ…


 まぁ、凶器染みた思考はこれくらいにして私は率直な問いを投げ掛ける。


結羽「何で嫌なんですか?」


真依「だって、クリスマスプレゼントと誕生日プレゼントを一緒にされそうじゃない?」


 あー、確かにそうかも。


 子供にとってはそれは深刻な問題だよね?


悠真「まぁ、結羽に知らせなかったのには理由があるんだがな…バレたらしょうがない」


 ん?理由?


悠真「すぐに表情とかに出るから優也にバレそう。バレたらあいつ、ことごとく祝われるのを嫌がるからその時点でパーティー計画が水の泡だ」


 あ、なんか…すみません…分かりやすくて…すみません…


真依「まぁ、と言う事なのよ。まぁ、結羽ちゃんにも直前に教えるつもりだったんだけどね」


 よ、よかった…


 ハブられてたらどうしようかと思った…


結羽「で、誰を計画してるんですか?」


悠真「俺が知ってる範囲での最近優也が仲良くしてる面子だな。ここの3人は勿論。星野さんもかな?」


 うげっ!


 星野 光まで…うぅ…


 まぁ、しょうがない!だけど、星野さんには最終的に勝って見せる!


 あとは…あ!そうだ!


結羽「その日、とうまも誘って良い?お母さんがクリスマスだと言うのに遅くなるらしいから」


 私がそう言うと、悠真はすぐにOKしてくれた。


 じゃあ、そうと決まれば、プレゼントをどうするかだよね。


 私はいつももらってばかりだからたまには返さないと


 お祭りの時にもらったネックレスと誕生日にもらった優也手作りのハンカチは私の宝物になってます。


悠真「うーん…そうだ!結羽もさ手作りをしてみたらどうだ?手作りの方が喜んでもらえると思うぞ?」


 な、なるほど…


結羽「お菓子とかを作って血を少量混ぜるんだね?」


悠真「おい!そのヤンデレ的な発想やめろ!」


結羽「や、やだな~冗談ですよ」


 と、笑いながら返す。


悠真「いや、マジで最近の結羽を見てると冗談に思えないんだが?」


 え?


 周りからはそんな風に見えてるの?


 そこまで病んでた?そんな行動をした覚えが無いんだけど…


 た、確かに優也の事は好きだけどそこまで病むほどでは無いと言うか…丁度いい位と言いますか…まぁ、優也が、鈍すぎるから一回なってやろうか?と、思ったことはあったけど私にはそんな度胸は無かったと言いますか…


 うーん…でも、私が手作りして喜んでもらえるかな?


悠真「とりあえず、考えておくと良いと思うよ?まだ11月だから」


結羽「うん。そうするよ」


 そう言って私は悠真達と別れて優也の所に戻った。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side優也


 暇だな…


 世の女性の彼氏の気持ちがよく分かったような気がするよ。


 女性の買い物って長いよな?


 と言うか、結羽の奴、どこ行ったんだ?さっき…


 なんか、下着買いにいく!とか言って逆方向向かったし。


 最近のあいつの言動がおかしいのと何か関係あるのだろうか?


 やっぱり、女心はよくわからん…


 そういや中学の頃も一回だけ悠真に「お前は女心を全くもって理解していない」と言われたっけか?


 あれ?言われたのってどのタイミングだっけ?いつだっけ?


 俺がそんなことを考えていると結羽が手を振りながら駆け寄ってきた。


 そんな彼氏彼女的な乗りやめろ!


 ただでさえ結羽の見た目が幼いため、周りからの視線が冷ややかになってて落ち着かないんだから。


 もう少し見た目なんとかならんのか?


 どんな服を着ても幼さが消えない結羽に言ってもしょうがないか。


結羽「むぅ…今、なんか失礼なことを考えなかった?」


 だ、か、ら、何でいつもこいつは俺の心を読んでくるんですかね?


優也「そ、それより、他に行きたい場所とか無いのか?」


 俺はとっさに話をずらした。


 我ながらひどいごまかし方だ。


結羽「そうだね…じゃあ優也は何も買ってないけどどうするの?」


 そういえば何も買ってないな。


 よしっ!


優也「じゃあ父さんが遅いときのためのカップ麺でも買い足して「優也?」…すみません」


 俺がカップ麺でも買おうかな?と言ったら結羽のトーンの低い声に圧倒され、とっさに謝った。


結羽「優也のお父さんが遅いときは私が料理を作る!優也に拒否権は無い!」


優也「いや、まぁ、断る話でも無いんだがな。結羽の作った飯を食べられるんだから俺にとっては良いことしか無いわけで…」


 俺がそこまで言うと結羽の顔が耳まで赤くなってうつ向いているのに気がついた。


結羽「い、いつもそうやって…純粋に言ってくるところ…ずるい…」


 何やら小声で結羽は何かを言ったようで俺には聞こえなかった。


優也「ん?何か言ったか?」


結羽「し、知らないもん!そんなラノベ主人公補正(・・・・・・・・)がガッツリかかっている優也なんて知らないもん!」


 もんって…なにげに結羽が使うと可愛いな…幼さが際立(きわだ)つ。


 ってかラノベ主人公補正ってなんだよ!


 ったく…いつもわけわからん事を言いやがって…


結羽「と、とにかく…次、どこにいく?」


 特に行きたいところってのが思い付かないが…


 その時


 きゅぅ~


 と、可愛らしい音が聞こえてきた。


 結羽を見ると顔を真っ赤にしてお腹を押さえている。


 なるほど…


優也「飯でも食いに行くか?」


 俺がそう言うと結羽は小さく頷いた。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 俺達は適当に近くにあったカフェに来ていた。


 ふーん…色々な物があるな。


 コーヒーと、パスタにするかな?


 あ、あわなそう…なんちゅうアンマッチングだ。


優也「結羽は決まったか?」


結羽「み、魅力的なメニューばかりで目移りする!」


 ふーん…まぁ、嬉しそうで何よりだ。


結羽「じゃあメロンソーダとホットケーキで…あとパフェも!」


 甘いものばかりだな。


優也「結羽。甘いものばかり食べてると太るぞ?」


結羽「優也…そういう話は女の子にするものじゃないよ?デリカシーが無いよ?」


 あ、それはすまん…


 俺はもう少し女の子の心を理解してやりたいな…


 今までは女の子に関わることなんて無かったから気にしなかったけど…


 そんな話をしていると注文した物が届いた。


結羽「美味しい~」


 本当に美味しいものを食べたら人間って表情が緩むもんなんだな…はじめて知った。


 そして俺もパスタとコーヒーを食べる。


 うん。


 分かりきってたけど合わない。


 だけど俺はコーヒーが好きだから関係ないのだ。


 まぁ、元々は父さんが好きでコーヒーメーカーを買って俺も飲んでるうちに好きになったって感じなんだけどな。


結羽「優也ってさ。いつもコーヒーを飲んでるイメージがある」


 まぁ、おおかたそのイメージで合っている。


 いつも俺はコーヒーを飲むくらい好きなのだ。


 そして食べ終わった。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 俺がレジに向かうと


結羽「いつも私が奢ってもらってるから今日は私が!」


 と、言ってきた。


 だが、こう言うときは男として引き下がってはいけないような気がする。


優也「良いから。こう言うときは男が奢るもんだから。幸い、小遣いはあまり使わないから結構あるし」


 まぁ、最近は今までに無いレベルの早さで無くなって来てるんだがな。


結羽「で、でも」


優也「素直に奢られろ」


 そう言って俺が奢ってやった。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

結羽「今日は私のわがままに付き合ってくれてありがとう」


 と、お礼を言ってきた。


 べつに礼を言われたくて付き合ったわけじゃないんだけどな。


優也「良いって。これくらいならいつでも付き合ってやるよ」


 そして「じゃーな」と言って家に帰った。

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