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暗躍

メージスト帝国編

第2話 暗躍


「本当によろしいので?」


「構わん、あんな出来損ない。早く処分してしまった方が我がラリット家の為だ。あいつも喜んで死ぬだろうよ。」


「恐ろしいお方だ。」


「ちゃんと始末しろよ、でなければ何のために高い金を払って上級魔法使いを雇ったのか意味がなくなるからな」


「業火のバイシュにお任せください。所でターゲットを襲うのは馬車に乗っているところで本当にいいんですよね?」


「どういう事だ?」


「馬車にはターゲット以外にも乗っているんでしょ?」


「全員殺せ、その馬車はライオット王国行きなのだろう、実力主義で強ければ人間も獣人もドワーフもエルフも偉くなれるとか言う気狂いの国なのだろう?そんな国の人間が死んで感謝こそされて非難される覚えは無い。皇帝陛下もこの国から獣の臭いがなくなって清々するよくやったと褒めてくれるだろうよ。獣人達も人間様の為に死ねるのだ嬉しかろう、構わん乗客皆殺せ。」


「いや、そんな些細な事では無くてターゲットを含めると8人殺さないといけないんですよね〜」


「だから?」


「もう少し色をつけて欲しいなと思いまして、、、」


「良かろう。」


そう言ってラリット家当主ファルクス・ラリットはバイシュに金貨を数枚握らせる。


「必ずあの出来損ないを仕留めろよ。」


「はい、それは必ず。」


そう言ってバイシュは笑顔で去っていった。


「家で殺せば領民に怪しまれるからなようやく旅に出たおかげであの出来損ないを始末できる。」


そう言ってグラスにワインをつぎ、ひと息に呑み干し自分の寝室に入る。

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