ぼっちちゃんは星をたべる
星にはいっぱい知り合いがいそうでいいなあ、とぼっちちゃん。
強がるのはもうとっくにやめてる、すでになんかもう鼻につくので嫌いになりそうだよ、ぼっちちゃん。
星というのはさあ、光って見えるけど、見えたとしても、それはきっと過去の光で、わたしがついた頃にはさ、とっくにブームは終わってたりして。
夜空に星とはまた言うまでも、なんていえるようなご時世でもなくなって、見えないことがおおいのねって、お母さんがいっている、わたしはそれをきいて、へえ、星なんてみたいの、という。
何億年もまえから、ひとりだった宇宙が、かわいそうさ、余裕ぶって、ぼっちちゃん、星をたべるんだ。
その星屑を、そこらへんに散らかさないで。