40/152
みぎわ
火照る足。
砂をふみ。
つま先は、
水につかる。
あふれ続ける、
向こうがわを。
見つめたままの、目は。
こちらに。
向けられたことは、ない。
誰も。
たちうちしようなどとは。
思いも、よらない。
向こうがわには。
明るい光。
広がり続ける。
水の輪。
どれほどのひとが、
その上を。
歩いたことか。
あなたも、
そうするから。
焦がれる。
あなたが、裸足で。
渡る、水の輪が。
たどり着くのを、
待ちわびて。
足を、
ひたしている。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
2024.6.18
373 m(_ _)m 39




