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夜世照
よ。
よ。
てらす。
千年。
こえて、なお。
夜のような。
世の暗いところを。
照らす。
春は、千回。
訪れて。
花も、千回。
咲いた。
世のなかが荒れて。
戻らぬ人の、増えていく。
月無夜の闇に似た。
時代がいくつもあり。
冬を、千回。
通り抜け。
雪解けも、千回。
待ちわびた。
春は。
必ず、来た。
もしも。
幹に通う音が。
止んだときには。
乾いた枝を手折り。
雪解け水の沁み入る、
土に挿し。
待っていて。
願い通り。
小さく光る、
新たな緑色を。
土のなかから。
開かせて、見せよう。
2024.12.17
373 m(_ _)m 39




