激突! 竜王対勇者(※ターン制)
※本作はフィクションです。実在の法律・人物・団体とは一切関係ありません。
ズバアァッ!!
『先手、ロバート勇者。ギガスラッシュ。』
「あ〜、ここで攻めて来たかぁ。これは痛いわぁ(物理的に)。」
ブゥゥゥン…
『後手、ガイアス竜王。自動回復。』
「はいはいはいはい、隙を作らずすぐ回復、そう来るよねー、っと」
ブオオオオ
『先手、ロバート勇者。爆裂魔法弾•大。』
ドガァォァ
『後手、ガイアス竜王。同、防御結界。』
「流石ガイアス、防御固いね。それにしてもお前、序盤に防御陣敷くの好きな?」
「お前だってそうじゃないか。今日だって完全な相矢倉だぜ。」
「まぁね。『相矢倉は闘いの純文学』って言うじゃん?
それに序盤はのんびりいきたいのよ。」
「わかるわかる。最近の若い子は前半からグイグイくるじゃん? おじさん、アレはちょっとついて行けないわー。」
ガガガガガ
『先手、ロバート勇者。破城槌複数、成る。』
チュインチュインチュイン…ババババッ!!
『後手、ガイアス竜王。同、マルチロックオン魔導弾。』
「まあ、矢倉は横からの攻めに弱いってね。ボチボチやりますか。」
「お、じゃあ戦闘入っちゃう?」
「そろそろ行きますよぉ…って、さっきのかっこいいじゃん!何あのフリーダム◯ンダムみたいなん?」
「ふっふーん、いいだろう? この前、若手の研究会で偶々見ちゃったんだよね〜。」
「なんだよ、若手の技パクんなよ(笑)。」
「若手に研究丸投げなんて、今どき誰でもやってるだろ…って、まさかお前、やってないの?」
「え?やってるのが普通なの?」
「やってないのかよ!それでその強さかよ!?
ああやだやだ。これだから天才勇者様はよぉっ。」
「いやお前だって、その年齢で竜王に返り咲くんだから大概だろ。」
「いやぁ偶々。次は無理だと思うわ。若い子の処理速度には勝てないもん。」
「なんだよ。寂しいこと言うなよ。」
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「あ、腕もげたわ。回復回復。」
シュウウウウ…
『後手、ガイアス竜王。全回復魔法。』
「お前さ。最近アレ、やんないよな? 防御陣で周りガチガチに固めてから戦うやつ。」
ドゴオ
『先手、ロバート勇者。攻城槌•大。』
「穴熊戦法な。あれなあ。俺、『フジーイシステム』と相性悪くてなあ。あの攻撃かけられると破れんから、最近は封印中よ。」
バキイィィン
『後手、ガイアス竜王。同、局所結界•強』
「ああ、古の勇者フジーイが編み出したあの戦法か。」
ガシャコ
『先手、ロバート勇者。女神の盾、装備。』
「あれあれ。あれやられると打開できんのよ。」
ブオオオオォォ
『後手、ガイアス竜王。灼熱ブレス。』
「俺、あれ出来んけど?」
バシュウゥゥッ
『先手、ロバート勇者。同、女神の盾。』
「先に言えよ!!」
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「ガイアス悪ぃ、俺作戦タイム。長考入るわ。」
「じゃあ、ちょっとトイレ行ってきていい?」
「ん、いってら〜。」
…数分後…
「あーすっきり。お待たせ〜。」
「………フフッ。」
「おん?どした?」
「記録係、見てみ。」
「記録係…?」
スピー…スピー…
「ちょっw、寝wてwるwww。」
「竜王と勇者の戦いの横で寝る漢w、大物過ぎwww。」
「動画に撮ってSNSで晒してぇ〜www。」
「あー駄目だ。腹痛てぇ。」
「起こす?」
「あー、いいや。疲れてるんだろ?このまま暫く寝かしとこうぜ。
ガイアス、ちょっと早いけど昼メシ食いに行かん?俺の考慮時間削ってでいいから。」
「そうするかぁ…どこ行く?」
「美味いドラゴン料理出すトコがあんのよ。」
「竜王にドラゴン食わすなwww。」
後半へ続く(続かない)




