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第4話

寝そべったタイガに「あのぅ、そこの人・・・。」と男性が覗いていた。


タイガは、声の主を見た。


タイガは「あんた、誰?」


男性は「俺は、ケゾワルドっていうんだな。ダンナさん。」


ケゾワルドは、中肉中背で、黒髪で、黒メガネをかけていた。普通の異世界人だった。白いシャツと黒のズボンを履いていた。そして、空中に浮いていた。


タイガは飛び起きた。「ドアは、鍵をかけたはずなのに、どっから入って来たの?」


ケゾワルドは「俺は、幽霊なんだな。だから、ここの家のやつらは、逃げて行ったんだよな。」


タイガは「ギエエエエエエエ!!!幽霊!?だから、宙に浮いているのか!?」


タイガは、置いてあったバットを見つけて、振りかざした。


ケゾワルドは「そんなことやっても、無理なんだよな。だってさ、俺、肉体無いから、貫通しちゃうんだよな。疑うなら、やってみ。」


タイガは、ケゾワルドに言われるまま、ケゾワルドの体にバットを振ったが、バットは空振りし、バットの先は、ケゾワルドの体の中を貫通し、全く無傷だった。


タイガは「ほんとだぁぁぁぁぁ!!!」


ケゾワルドは「ほーらね。」


タイガは「どうやったら、帰っていただけるんでしょうか?」


ケゾワルドは「俺、行くところないんだよね。ここは、居心地が良いので、ここで、暮らしたいんだよね。」


タイガは「だから、さっき、ここの家族が逃げて行ったんだな!」


ケゾワルドは「そうなんだよな。元々、ここが俺の家だったんだけど、死んだんで、親戚が、住みついたんだよ。さっきの逃げて行った家族は、俺の親戚だったんだよ。別に、嫌われることなんかやってないんだな。幽霊というだけで、嫌われるんだな。」


タイガは「じゃあ、どうすればいいんだよ?」


ケゾワルドは「さっき、うまそうな匂いをさせていただろ?俺、食いたいんだな。」


タイガは「さっきのは、フライドチキンっていうんだけど、いずれ、ここで、店をオープンしようと思っているんだ。今、再度、作ってみるので、試食してみるか?」


ケゾワルドは「うん!うん!食べる!食べる!食べさせてだな!」


タイガは「じゃあ、もう1度、再度、挑戦だ!下のキッチンで、作るから、来るかい?」


ケゾワルドは「もちろん、行くとするだな!」


タイガは「じゃあ、キッチンに行こう!」


タイガは、部屋を出て、階段を降りた。


ケゾワルドは、空中に浮きながら、ついてきた。


ノベルアップ+で2023/5/15 11:07掲載

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