第13話
ケゾワルドは、日本にある東京の希望幼稚園に、到着した。
幼稚園の前で、2人の母親がいて、話をしていた。
話の内容は、女性の主任の保育士の話題だった。
ケゾワルドは、タイガにスマホで、中継連絡を試みた。「もしもし・・・。ダンナ?ケゾワルドだな!」
タイガは「ちゃんと、動画中継で、姿と幼稚園が見えているよ!俺がかつて、通った底辺の希望幼稚園だ!」
ケゾワルドは「ちょうど、ダンナのいじめをした保育士の話題をしているんだな!」
タイガは「ケゾワルドの声、こうやってしゃべっていて、聞かれてないかな?」
ケゾワルドは「日本では、俺の姿と声は、わからないんだな!必要な場合は、俺の姿を見せたり、声を聞かせることもできるんだな!」続けて「今から、スマホで母親たちの動画を流すだな!音量のボリュームを大きくしておいてだな!」
タイガは「オッケー!」とケゾワルドに言ったものの、この後、うまくいくのかどうか、少し疑っていた。
母親2人の会話はこうだった。
母親Aは、母親Bに「クソ!!!父兄を入らせないようにしている!私の子供は、給食が特に嫌いで、床に吐いたものを食べさせられたのよ!子供は、泣きながら迎えに来た私に何度も訴えたのよ!もちろん、口止めを強制してたけど、私の顔を見ると、つい訴えたものよ!大きな声で泣きながら担任の主任保育士は、冷たい目で睨んでいて、『お宅の子供は、何か他の事で勘違いしている!そんな態度では、これから小学校に行くのは大変ですよ!』って言って、うちの子供のせいにしているのよ!男の子は、女の子と違って線が細いから、こたえるんだからね!」
続けて「園長は、主任保育士の親類なので、庇っているのよ!給食の試食会の時は、材料にこだわって、マシなものを父兄に食べさせて、ごまかしているのよ!実際には、子供の話だと、ひどいものらしいよ!おかずは、ある日は、千切り大根のみ、違う日は、ひじきのみ、もしくは、インスタントスープのみ!パンには、ジャムなし!それも、担任が園庭にパンを投げ捨て、園児に拾いに行かせて、食べるのを命令しているらしいよ!」
母親Bは「そうなの!うちの女の子の子供は、殴られたのよ!全く最近は、防犯上のためと称して、門の鍵を閉めているのは、むやみやたらに、親を入らせると、虐待しているのがバレるから、閉めているのよ!犯人どころか、自分の証拠隠しのためにやっているらしいよ!」
母親Aは「うちも辞めさせたいんだけど、近くに幼稚園がないしね。」
母親Bは「うちも、そう思ってるんだけど、姑さんが、園長に騙されて、いい幼稚園だと思い込んでいるので、転園は、難しいのよね!」
タイガは、あの主任保育士の仕業だと、すぐに判断できた。
ケゾワルドは「じゃあ、中の様子を見ようとするだな!」
ケゾワルドは、門をすり抜けて、中に、入った。そして、狭い園庭から教室の中を覗いた。
やっぱり、主任保育士は、偉そうな態度で、数名の園児を柱にくくりつけて、次々と、殴っていた!そして、数名の園児を床に転がせて、踏みつけていた!虐待されている園児は、泣いていた!その他の園児は自分が、そんな目に遭わないかと全員、震えていた!
主任保育士は、園児たちに「お前たちのために、先生は気分が悪い!家で、しゃべったら、ひどい目に遭わせてやる!」と脅かしていた。
その顔は、恐ろしい形相だった!殺人鬼のように、目は引きつり、笑って、園児たちを脅かし、迫っていた!まるで、怪奇もののようだった。
ケゾワルドは、その様子の動画をタイガに流した。




