3:携帯電話会社のイヤホンが高音質な訳がない
高級イヤホンと出会ってからというもの考えるのはオーディオのことばかり。
つい先日まで極限までコストカットしていたのに、今ではできる範囲でより良い環境構築するためCDを借り直してデータを再収集するほど投資(?)に勤しんでいる。
ちなみにハイレゾ音源という選択肢もあったが、価格もハイだったので手が出せなかった。
CDレンタル並みに価格がお手頃になるのを祈るばかりである。
充実したオーディオライフを送りつつも、心の中ではもっともっととひたすらより良い環境を求めて毎週末イヤホンを試聴して歩き回っていた。
そうして数ヶ月が経ったある日、衝撃的なイヤホンとの出会いを果たす。
それは某携帯電話会社(S◯ftBank)が本気で作ったというSE-50◯0HRである。
色んな試聴機が並んでいる中で金管楽器を彷彿とさせる非常に美しいフォルムの見た目に吸い寄せられたものの、イヤホンメーカー名がなんとS◯ftBank。
さすがに携帯電話会社がガチのイヤホンメーカーに対抗できるような物を作れるとはあまり思っていなかったが、とりあえず試しに聴いてみることに。
美しいブロンズの筐体を手に取り、イヤホンを接続し、再生ボタンを押し、音楽が流れ出す…
その瞬間の驚きをもしこのイヤホンを作った人が見ていたら、最高の気分だっただろう。
その金管楽器のような見た目のように非常に綺麗で伸びのある高音に一瞬で心を奪われた。
他のイヤホンと比べて耳に入れるイヤーピースの穴が大きいのが功を奏しているのか、高音がすごく伸びていく。
携帯電話と共に抱き合わせで売るために適当に妥協して作っているのかと思いきや、文字通り本気のサウンドを作り上げた。
しかも、このイヤホンが本気なのは音だけではない!
価格も安くコスパが非常に高い!!
そして見た目も特徴的な形状が非常に美しく、贈り物としても使える。
コスパ・見た目・音質その全てに対し一切妥協することなく、その全てが高いレベルにあるてんこ盛りスペックなこのイヤホンはイヤホン界の零戦と言っても過言ではないだろう。
色々と衝撃だったこのイヤホンにすっかりハマり、気づいた時にはレジに並んでいた。
この前買ったばかりだが、後悔は一切ない!!!
ありがとうEL◯COM、こんにちはS◯ftBank…
こうして思わぬ形で、人生で初めて壊れる前にイヤホンを変えるのであった。
〜オーディオにハマってから費やした総額(概算)〜
イヤホン2本:15,000円
CDレンタル:20,000円
合計:35,000円