第88話 新たな魔法の使い方
「よし。じゃあ、次は、ポポ!。」
「なんニャ!!。」
僕の想像が、正しければ、出来る筈なんだ。
僕は、ポポの後ろから、左手に、左手を添えて、右手には、右手を添えた。
「ポポ、魔力の操作を、意識して。」
「分かってるニャ!。」
僕は、ポポの手を持って、
「火炎放射!!。」
カエデさんと、同じように、魔法を使ってみた。
「手から、炎が出てるニャ!!。」
「ポポ。今の手に、流れている魔力の感じが、分かるかい?。」
「うん、うん。なんとなく分かるニャ。」
僕は、ポポと、一緒に、炎を出しながら、
「じゃあ、手を放すよ。自分で意識してみて。」
「分かったニャ。」
僕が、徐々に、手を離すと、
「やったニャ、出来てるニャ。」
「いいよ、ポポ。そのまま、火を意識して。」
「凄いニャ、今まで出来ると、思わなかったニャ。」
「じゃあ、止めていいよ。」
ポポが、火を止めた。
「じゃあ、ポポも、火属性が使える筈なんだ。今の要領で、練習してみて。」
「分かったニャ!。」
「じゃあ、最後に、ピピだけど。」
「私は、何をするニャ!。」
何か、張り切ってるよね。
「んん~ん!!。ピピって、槍だよね。」
「そうニャ。」
「属性も氷持ちだし。そうか、こうすれば。」
「何か、あったかニャ!。」
僕は、ピピから、槍を借りた。
「うん、槍で突いた際に、突いた相手に、属性の攻撃を、もっと、与えられないかと思って。」
「それは、無理ニャ。今の槍は、魔力を通さないニャ。」
「だよね。だ・け・ど、こうすれば、出来るんだよ。」
僕は、ピピから借りた槍の先端から、握りの手前までを、
「氷結!!。」
指で、なぞって見せた。
すると、槍の先端から、握りまでが、青白く光った。
「な、何ニャ、それは?!。」
僕は、槍で、地面を少し突いてみた。
ピシッ!!。
先端が触れた地面が、凍った。
「ピピ。これは、ミーサが練習している、雷を離れた所で、維持するのと同じなんだ。武器が、魔力を通さなくても、周りを、包み込めば同じなんだよ。」
そして僕は、指を、
パチン!。
と鳴らしてみた。
すると、槍を、包んでいた青白く光っていた光が、消えた。
「なっ!!。」
「これは、婆やさんが、練習している離れた所の魔力を、消すのと同じで、こっちの方が、武器を持っているから簡単かも。」
「いやいや、ライトニャ。簡単って言うけどもニャ。そんなの出来るの、今まで、ライトしか、知らないニャ。」
僕は、ピピの両肩に手を置いて、目を見た。
「僕にだって出来たんだ。ピピにだって出来るよ。仲間の仇を討つんだ。一緒に。」
ピピは、僕に頷き、
「ライト。分かったニャ。やるニャ。」
僕は、ピピの両手を持って、魔法を、槍にまとって見せた。
「こういう感じだよ。」
「分かったニャ。頑張るニャ!。」
「よし、これで、第一段階で、みんなの訓練する事が、始まったな。僕も、次の確認を始めよう。」
みんなが、あの階層を、それぞれの技で、攻略出来なければ、意味がないんだ。
数と、時間を考えると、効率よく倒して、交代するのを、繰り返さないと。
僕は、みんなが、練習している場所から、一番離れた所に来た。
さっきのポポの練習で、多分、出来るんじゃないかって、思った事があった。
それは、属性の融合っていうか、同時使用っていうか。
単独属性だと、限界があるんだと、思うんだ。
だけど、属性同士を一緒に使う事で、限界を上げる事が、出来るんじゃないかって。
「まずは、色んな事を、試してみるか。」
僕は、右手に、炎を出した。
左手には、闇属性の魔法の球を出した。
「これを、くっ付けてみるか。」
ピシャッ!!。
「あっ!。消えちゃった。」
そうか、魔法同士を、くっ付けようとしても、駄目なのか。
「じゃあ、これはどうだ。」
僕は、右手に、炎を出した。
そして、その炎の周りに、闇属性を纏った。
「ん!。只の黒い炎か。」
逆は、どうだろう。
闇属性の魔法の球に炎って、只の火の玉やんか。
「何か、駄目だな。」
ただの空想なのかなあ。
闇って、何だろう。
闇、闇、闇、暗い、影、炎、熱い、燃やす、焚火、夜、明るい?、ん!、明るい。
明るい、そうか、火属性は、闇属性と、反するのか。
だから、一緒には、出来ないのか。
だけど、暗い所で、火を灯すから、明るいんだよな。
じゃあ、闇から、始めたらどうだろうか?。
僕は、もう一度、闇属性の魔法の球を出して、
「炎を周りで?、周りで?、何で、周り何だ?。」
周りを、炎で囲っても、融合とかじゃないな。
「一緒って?、炎で一緒って、燃やすって事か?。闇って燃えるのか?。」
僕は、闇属性の小さい球を、作った。
「何か、上手くいきすぎたら怖いから、少し離れて。」
僕は、5mぐらい離れた場所から、地面に置いた闇の球を、燃やすように、火属性の魔法を念じた。
すると、
どがあああああん!!。
「うわあああ!!。ええ~~!!、嘘だろう!!。」
僕は、立っていた場所から、吹っ飛んだ。
ドン!。
ドシン!!。
「痛ててててててて!!。」
思いっきり壁に、激突していた。
それを見た、みんなが、駆けつけてきた。
「ライト、何やってるのよ。」
「でへへ、御免。ちょっと、実験。」
「それに、何よ。今の爆発。」
「そうか、じゃあ。これ何かどうだろう。」
僕は、みんなの目の前で、剣に、黒い炎をまとって見せた。
「出来た。やっぱり、出来るんだ。」
「ライト。何、その剣。ちょっと、熱いわよ。」
「えっ!、そうなの。」
僕は、指を、
パチン!。
って鳴らして、纏った炎を消した。
「ミーサ、熱いって?。」
「そうよ。前に、剣に炎を、纏ったのは見たわ。だけど、その時は感じなかったけど、今のは、離れていても、何倍も熱さを感じたわ。」
「えっ!、僕は、何にも、感じなかったけど。」
「ミーサの言う通りよ。ライトは、何で、剣を持てるの?。」
「へっ?!、そんなに。」
自分で、やったからか。
周りには、影響があるけど、自分は平気なんだ。
また、新しい事が分かった。
今日は、みんな、魔力切れ近くまで、頑張ってくれて、ヘトヘトだった。
流石に 婆やさんも、疲れたらしく、メイサが、夕飯は頑張った。
「はい、みんなお疲れ。ご飯、出来てるわよ。」
何か、疲れて、食事も進みが悪かったなあ。
みんな、スイマセン。




