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第53話 フォルスタッド公爵



 

「ライト様、宜しいのですか?。」

「ええ、構いませんよ。」


「じゃあ、私も、一緒にお供いたしましょう。」

「えっ!、コマースさん。」


「私も、公爵様とは、取引をさせて頂いているので、顔見知りなので、一緒の方が、宜しいでしょう。」

「ありがとうございます。」


「じゃあ、私も行くわよ。」

「えっ!、ミーサまで。」


「私も、顔は知っているの。」


 早く、言ってよ。

 と内心思うのであった。



「フォルスタッド公爵様、ちょっと、宜しいでしょうか。」

「んっ!、どうしたんだい、デライト。もう朝食も終わったし、問題ないが。」


「はい、フォルスタッド公爵様に、ご挨拶をさせて頂きたいと申す者が、おりまして、連れてきております。宜しいでしょうか?。」

「そうか。ああ、構わないよ。」


「フォルスタッド公爵様、お久しぶりで御座います。コマースで御座います。」

「おお!、コマース。久しぶりだな。元気か。」


「はい、元気にしております。いつもお取引頂き、ありがとうございます。」


「フォルスタッド公爵様、リンド様、お久しぶりで御座います。ミーサで御座います。」

「君は確か、天空の城の。そうだ、ミーサ、久しぶりだね。」


「はい、いつぞやは、お屋敷で、天空の城のメンバと、ご挨拶にお伺いさせて頂きました。」


「ん?。そちらの二人は?。」

「はい、こちらは、今、私と一緒に、旅をしております、ライトと、メイサと申します。」


「フォルスタッド公爵様、お初にお目にかかります。ライトと申します。」

「フォルスタッド公爵様、お初にお目にかかります。メイサと申します。」


「ミーサ君と旅を。そうか、若いうちには、色々と見て回った方が、これからの為になるからね。」


「実は公爵様、昨晩の料理、そして今朝の料理についてですが。」

「うん、実に美味しかった。今まで味わった事のない、素晴らしい料理だったよ。」


「実は、あの料理は、こちらのライト様と、メイサ様が、持ち込まれたものでして。」


「何、君達がか。その若さで、あのような新しい物を、考えたのか?。」

「はい、こちらのメイサは、料理が得意でして。旅の途中で、出会ったものを、もっと美味しく出来ないかと、二人で考えて出来たものです。」


「そうかそうか。若いっていうのはいいな。ずっと普通にして、満足していると、何かを生み出そうという気持ちが無くなってきてしまうものだ。君達の様に、新しい何かを見つけるっていう、意欲は大事だよ。」

「ありがとうございます。」


 そんな時、

「みゃあああああ~!。」


 サンニャと、ブリーニャが、いつの間にかやってきて、僕と、ミーサの肩に乗った。


「フォルスタッド公爵様、大変、失礼致しました。直ぐに、部屋に連れて行きますので。」

「あ、いや。構わないよ。珍しい猫だね。」


 猫を見直した公爵が、もの凄い驚いた顔をしたが、一瞬で、元に戻った。


 一回、咳をして、

「あ~、ライト君と言ったね。それにミーサ君。その猫は、どうしたんだね。」

「はい、公爵様。この猫は、昨日、北の森で、保護しました。」


「昨日、北の森だと。まさか、サイクロプス、......。」

「リンド、いいよ。」


 フォルスタッド公爵が、リンドさんの話を遮った。


「そうか。君達が北の森で。そうか。そうか。その猫を。」


 んん、公爵様は、何かに気づいたのか。

 知っているのか。


「それに、コマース、デライト、超一流をね。ハハハハハハハハハハ!。」

「ライト君と言ったね。失礼した。」


 何に~~~ですか。


「昨日、北の森で、サイクロプスが、討伐された話は、もう、私の耳に入っていてね。魔石と目玉は、私が譲ってもらう事にしたんだ。金貨3500枚で。」


「き、き、金貨3500枚!!。」


「確かに、北の森で討伐しました。だけど、魔物同士で、争って弱った相手に、止めを刺しただけでして。」


「そうだね。話の辻褄はあうよ。だけどね。Bランクの剣士と、......。ライト君、君は、ランクは何だね。」

「はい、Eランクになります。」


「Eかね。Eランクのお供で、止めかね。まあいい。深くは聞かない事にするよ。そして、その猫。守護、....。そこまで言えば、わかるだろ。」


 この公爵、只もんじゃない。

 どこまで知っているんだろう。

 どうやって。


「不思議だろ。ライト君。僕の事も、教えてあげよう。僕は、エルフさ。ハーフのね。人間とエルフのハーフ。だから、寿命も長い。幾つに見えるかな。もう300歳を、超えてるんだ。別に、怖がらせるつもりは、無いんだ。長生きなだけに、いろんな伝手があってね。直ぐに、情報が入ってくるのさ。」


「さ、三百歳ですか?。」

「そう、王家とも、親しくしていてね。もう親しくした王も、5代目になるかな。」


 何か、貴族のトップって言うのが、分かった気がする。

 人間では、叶わない。



「そうだ、ライト君。君、年は、幾つだい。」

「僕は、19歳になります。」


「そうか、19歳か。丁度、娘と同じ年だね。貴族の子供はね、大体が、この王都にある王立学校に入るんだ。19歳だと、高等科の4年生だね。良かったら、娘に、会ってみてくれないか。」


「フォルスタッド様、宜しいのですか?。」


 リンドさんが、心配してる。


「構わんよ。娘と同い年と言うのも、何かの縁だろう。ああ、そうだ。娘の同級生に、第三王女もいるし、親友なんだ。第三王女に会うのも、いいだろう。」


 まじかあ。

 マジ卍って、昔、はやっていたなあ。

 なんて。


 もう、どこぞの世界だよ。

 大貴族の令嬢に、王女だって。


 はあ~、僕は、只の孤児なんですけど。

 お断りしたら、怒られそうなんだよなあ。

 まあ、ちょっと。


「公爵様、ありがとございます。機会がありました。お会いさせて頂きます。」


 とりあえず、言っとくか。

 まあ、そんな身分の人が、会う訳無いって。


「ライト君、その公爵様って言う呼び方は、無しにしよう。」

「これからは、フォルスタッドさんとかで、構わないよ。」


「宜しいのですか、フォルスタッド様。今日、会ったばかりの青年ですよ。」


 リンドさんが、また、心配してる。

 そういう止める役割も、あるんだろうな。


「ああ、構わんよ。僕も、ライト君じゃなく、ライトって、呼ばせてもらうよ。それに、ミーサ、メイサ、これから君達とも、付き合いが長くなりそうだ。宜しくしてくれ。」


 いや~~、急に、フランクにしてくれって言われたって、ちょっと~~。


 いいんですか。

 ホントに。


 ちらっと、リンドさんを見たら、ちょっと、怒ってんじゃねえ。

 仕方ないけど、覚悟決めないと。


「フォ、フォ、フォルスタッドさん、宜しくお願いします。」

「そうそう、いいよ。ライト、ハハハハハハハハハ!。」


 何か、朝から、めっちゃ、疲れるんですけど。


 フォルスタッド公爵は、王宮に行くらしく、部屋に戻った。


 そんな、朝の一幕があって、どっと疲れた僕達。



 side:フォルスタッド


「しかし、フォルスタッド様、宜しかったのですか、あのような得体のしれない青年に。」

「さっきも言った通り、構わないよ。リンドは、気づかなかったかい。あの猫?。」

「猫ですか?。確かに、変わった色をしていた猫でしたが。」


「あの猫は、守護獣だよ。」

「守護獣ですか。伝説の生き物ではありませんか。」


「ああ、私もこの年まで生きてきて、初めて見たよ。まさか、人間に仕えるなんて。それに食事。サイクロプス、不思議な青年だ。」


「リンド。」

「はい、何で御座いましょう。」


「あのライトという青年を、調べてくれ。何でもいい。出来る限り詳しく。影を使ってもいい。」

「それ程なのですか?。あの青年は。」


「ああ、私の目に狂いがなければ、この世界が、変わるかもしれん。」

「フォルスタッド様、承知いたしました。直ぐに手配致します。」

「頼む。」


「それにしても、ライト。君は、運も持っているようだ。貴族で、真っ先に出会ったのが、私か。ハハハハハハハハハ。」





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