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第48話 北の森での調査報告


 サイクロプスを倒した僕たちは、サンニャ、ブリーニャを連れて、王都まで帰ってきた。



 サンニャは僕の肩に、ブリーニャはミーサの肩に、乗っていたけど、凄い軽かった。

 これも守護獣だからなのだろうか。


 王都に着くと、早速、ギルドへ向かった。


 ギルドに入ると、いつもよりも多くの人が、ロビーにいた。


「あれ!、ミーサ。今日は人が多いね。」

「ちょっと、知り合いに、聞いて来るわ。」


 ミーサは、何人かの知り合いに、話を聞きに行った。


「ライト。どうも、北の森の話が噂になって、広まっているようよ。「ドラゴンが出た」、「昔、噂になった未開のダンジョンから魔獣があふれてる」、「Sランクパーティーが返ってこない」とか。」


「Sランクパーティーって、僕たち?。」

「いいえ、勝手に言っているだけよ。」


 そんな話をしていると、カウンターの奥に、イザベラさんを発見した。

 向こうも分かったようで、手で奥に行くように、手招きしている。


「ライト、行くわよ。」


 僕たちは、人込みを掻き分けて、奥の部屋に入った。


「無事だったのね。良かったわ。噂を聞いて大変なのよ。今、ギルマスを呼んでくるわ。」


 慌てて出ていく、イザベラさん。

 すぐにギルマスが、やってきた。


「おお、お前たち、無事だったか。早速だが、報告を聞かせてくれ。」

「ミーサ、どうする。ギルマスには、正直に言っといたほうが、いいんじゃない。」

「そうね。この二人なら、昔から付き合いがあるけど、信用できるわ。」


「ギルドマスター、僕が説明しますね。僕たちはここで話した後、すぐに出発してお昼前には、到着しました。森の中を、奥を目指して進んで行ったんですが、何も見つかりませんでした。そして、さらに奥に行こうとした時、不思議な感覚で、誰かに呼ばれた気がしたんです。」


「呼ばれただと。」

「はい。周りを見渡しても見つからないけど、感じる方の奥に進んで行きました。」


「それで。」

「奥の方に行くと、少し樹木が開けた先にいました。」

「いたのか。」


「はい、猫が。」

「ねこ?、猫、ネコ~~!。なんで猫が、その猫か?。」

「はい。」


「なんか、変わった色の猫ね。」

「迷い猫だと思って、連れて帰ろうとしたら、さらに奥から、凄い勢いで近づいてくるものがあったんです。」


「猫の次は、なんだ?。」


 ギルマス、ちょっと怒ってます?。


「はい、サイクロプスです。それも特大のサイクロプスリーダーが、こっちに向かってきてました。」

「ほおお、サイクロプスね。サイクロプス。」


 ギルマス、猫と同じじゃ、ないですよ。


「サイクロ、.....。リーダーだと。Sランクでも、上位じゃないか。」


「わたしも、サイクロプスなら戦ったことがあったけど、リーダーとかは初めて見たわ。今までにあったやつより、二回りはデカかったわね。」


「サイクロプスか、遠距離攻撃主体で、パーティー組むか。イザベラ、今いる冒険者から、Bランク以上で、遠距離の得意なやつを、集めてくれ。」

「はい!!。」


 イザベラさんが、部屋を出ていこうとするのを、僕は制止した。


「ギルマス。ちょ、ちょっと待ってください。まだ、話は終わってないんで。」


「ああ~!。まだ、なんかあるのか?。」

「あの~~~、倒しました。」


「ああ、よく報告してくれた。お疲れ、.......ん。今、何て言った?。」

「あ、はい。倒しました。サイクロプスリーダーを。」


「あはははははは!!。何、言ってんだ。お前たち二人でか。相手はSもS、さらに上位のサイクロプスだぞ。それに、ミーサ、お前は剣術だろう。笑わせんな、これから忙しいんだ。」


 何か、信じて貰えそうにないなあ。


 ミーサと顔を見合わせて、マジックバッグから、サイクロプスの特大の目玉を、取り出した。


「な、な、なんだこりゃ。デカすぎだろ。」

「ギ、ギルマス。確かにこれは、普通のサイクロプスより、二回り以上デカい目玉ですよ。」


「じゃ、じゃあ、倒したってのは、本当なのか?。」


 だ・か・ら、正直に言ってるのに。


「はい、本当です。すいません、まだ、続きがあるので、話をしていいですか。」


なんか、やっと、落ち着いて話せそうだ。


「誰が倒したんだ。ま・さ・か、Eランクのお前じゃあ、ないよな。」

「僕じゃありません。この子たちです。」


 僕は、猫の頭を、撫でてやった。


「ははははははは!。お前ら俺を、揶揄ってんのか。その猫の何処に、サイクロプスが、倒せるってんだ。馬鹿も、休み休み言え。」


「にゃあああああ~!。」



 バシバシッ!!。



 サンニャから、ギルマスに、放電が走った。

 サンニャの気に、障ったらしい。


 なんか、ギルマスの口から煙が、.....。


「ギ、ギ、ギルマス。大丈夫ですかあ~~~!!。」

「お、お、お前ら~~~。俺を殺す気かあ~~~!!。」


「すいません。たぶん、少しなんか見せないと、信じて貰えないと、思ったんじゃないかと。」

「お、おい、その猫はなんなんだ。放電とかありえねえぞ。」


「実は、守護獣とかって、種類らしんです。で、この子たちが、僕たちを呼んだみたいで。」

「守護獣だと、その猫、いや猫様がか。守護獣っていやあ~、魔物つうか、獣つうかその頂点だぞ。なんで、それがお前たちに。」


「わかりません。僕たちも、森に行ったらこの子たちがいて、サイクロプス倒して。で、懐かれて、ここにいます。」

「はあああああああああ~!!。頭痛ええええええなあ!。どうすんだよ。もう感づいて、騒いでる奴らもいるし。」


 ギルマスは、頭を抱えた。




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