第104話 83階攻略の足がかり
僕たちは、武器を使わずに、魔法で武器と同じような効果を出せるように、練習も始めた。
しかし、サンダーゴーレムが倒せるのか、確認は出来ていなかった。
「みんな、まだ、ちゃんと攻略らしい攻略は出来ていないけど、もう一回、行ってみないか?。」
「そう言うと思ったニャ。」
「確かにね。倒し方が分からないからね。」
「もう一回、行ってみましょう。」
そうして、僕たちは、転移をする。
83階への階段を降りると、先日のゴーレムが、うろうろしていた。
「みんな、ゴーレムをよく見て、何か違いを見つけて欲しいんだ。」
「分かったわ。」
「とりあえず、僕が相手をするから。」
僕は、先日と同じように、木製の模造刀を出して、構えた。
ゴーレムは、僕に気づいて近づいてくる。
既に、壁画も復活していたため、もう一体も出てきた。
近づいたゴーレムに対して、僕は、模造刀で打ち付ける。
「カアン!!、カン!!、カン!!。」
何度か攻撃していると、
「ライト、私は、もう一体を相手にするわ。」
ミーサが、普通の剣で、もう一体のゴーレムと戦い始める。
「カン!!、カン!!。」
ミーサが、剣で突く!!。
「シュッ!!。」
「ブウウウウウウン!!。」
ミーサの剣が、弾かれる。
「カン!!、カン!!。」
「シュッ!!。」
「ブウウウウウウン!!。」
「ライト、ミーサ。弾かれた後に、魔力の流れがあるわ。」
「カエデさん、どっちの時?。」
「ミーサが、弾かれた後よ。」
「分かった。婆やさん、僕は、一旦、下がるので代わってください。」
「分かりました。」
僕は、下がる際に、婆やさんに剣を渡した。
ライトが、下がった後も、ミーサは攻撃を続ける。
「シュッ!!。」
「ブウウウウウウン!!。」
「あっ!。確かにそうだね。」
「シュッ!!。」
「ブウウウウウウン!!。」
「攻撃をかわした後に、魔力を補強しているみたいだね。」
「そうね。確かに。」
「ミーサ。ゴーレムを動かして、あの早い動きを、させてみてくれないか?。」
「分かったわ。攻撃してから、逃げるように動いてみる。」
「シュッ!!。」
「ブウウウウウウン!!。」
ミーサが、引くように、後ろに下がる。
そして、ゴーレムが近づいた。
「もう一回、やるわ。」
「シュッ!!。」
「ブウウウウウウン!!。」
ミーサが、もう一度、引くように、後ろに下がる。
その時、ゴーレムが動いた。
ミーサが、下がったのを、素早く追いかけるように、ミーサの正面に移動した。
「ブウウウウウウン!!。」
ゴーレムの攻撃を、ミーサが剣で避ける。
「どおおおん!!。」
「キイイイイイン!!。」
「ミーサ。大丈夫?。」
「ええ、平気よ。」
その時のゴーレムの動きで、ライトとカエデは気づいた。
「左胸だわ。」
「そうだね。左胸から魔力が流れるんだ。」
「ポポ。ちょっと、痺れるかもしれないけど、ゴーレムの左胸に、黒炎剣を当ててくれないか?。」
「分かったニャ!。」
ポポが、双剣を抜いて、右手に持った。
「黒炎ニャ!。」
左手に、纏った黒炎を、右手の双剣に這わせる。
「シュウウウウウウウウ!!。」
「ミーサ、ゴーレムを引き付けて!。」
「分かったわ。」
ミーサが、ゴーレムに仕掛ける。
「シュッ!!。」
「ブウウウウウウン!!。」
その時、ポポが、脇からゴーレムの左胸に双剣で、攻撃を仕掛けた。
「シュッ!!。」
「ブウウウウウウン!!。」
「ビリビリ!。」
「あっ!!。あれだ!!。」
黒炎の攻撃により、一瞬、電磁シールドが弱くなった際に、左胸に小さい穴があるのが分かった。
「あれだわ。」
「そうだね。」
「ポポ、下がっていいよ。」
「分かったニャ。」
僕は、魔法で剣を作る。
「電撃剣!!。」
右手には、何も持たない状態で、左手の人差し指と中指を立てながら、剣を持ったイメージで、空をなぞった。
「ピシュウウウウウウウウウ!!。」
「ブウウウウウウウウウウン!!。」
「よし。これで狙ってみるよ。」
「ミーサ、ゴーレムを引き付けて!。」
「分かったわ。」
ミーサが、ゴーレムに仕掛ける。
「シュッ!!。」
「ブウウウウウウン!!。」
僕は、さっき見えた、左胸にある小さい穴を狙った。
「ブウウン!!。」
「ドスッ!!。」
「ガタッ!、ガタッ!、プスプス!。」
「シュウウウウウウウウン!!。」
「あっ!!、電磁シールドが消えた。」
「よし、ミーサ。」
「分かったわ。」
ミーサが、ゴーレムの頭部に、剣を突いた。
「シュッ!!、シュッシュッ!!。」
「どすっ!、どすどすっ!!。」
「ばらばらばら!!。」
「やった。やったぞ。もう一体も。」
僕は、婆やさんが相手をしてくれていた、もう一体へ。
「婆やさん、代わります。」
「お願いします。」
僕は、何度か魔法の剣で、攻撃をして確かめた。
「やっぱり、中はゴーレムなんだな。雷だとダメージが少ないな。」
そして、
左胸にある小さい穴を狙った。
「ブウウン!!。」
「ドスッ!!。」
「ガタッ!、ガタッ!、プスプス!。」
「シュウウウウウウウウン!!。」
電磁シールドが消えた。
「カエデさん、ゴーレムの頭部を狙って!!。」
カエデが直ぐに、槍を出して、攻撃した。
「シュッ!!、シュッシュッ!!。」
「どすっ!、どすどすっ!!。」
「ばらばらばら!!。」
「やっぱり、シールドさえ、外せれば脆いわね。」
「よし、倒せたから、一旦、帰って作戦を考えよう。」
「了解!!。」
僕たちは、階段まで戻り、転移をして屋敷まで帰った。
「よし。今日の確認で、ゴーレムは倒せたけど、倒し方を整理しよう。」
「まず、電磁シールドは、武器を弾いた後に、魔力で補修するわね。」
「強い攻撃をすると、シールドが、かなり弱くなる。」
「左胸に、電磁シールドの元がある。それを壊せばシールドが無くなる。」
「シールドが、外れたゴーレムは、剣でも倒せるニャ。」
「あのゴーレムの頭部だけど、普通のやつよりも、脆いかもしれないわ。」
「そうなの?。」
「ええ、だって私の剣でも、刺さったでしょ。それに、何回か突いたら倒せたし。」
「わたしも、そう思う。簡単に倒せたし。」
「そうなんだね。」
「こんなところかしら。」
「問題は、出てくる数が、81階と同じだってことかなあ。」
「うう~ん、そうね。魔法で剣を作って、私とライトが、半分ずつやったとしても、一人で1000体よね。魔力が持たないわよ。」
「そうなんだよなあ。魔法も雷属性、木属性、土属性ぐらいしか通じないと思うし。」
そんな時、ソファのひじ掛けで寝ていたサンニャが、尻尾をソファの外側に伸ばした。
「ピシっ!、ピシっ!。」
「もうサンニャったら、こんなところで、電気出しちゃって。」
「尻尾から電気、電気が流れた、電気が床に、地面、電気。そうか、そうだ。アース。」
「ライト、どうしたの?。」
「いや。今のことで、昔のことを思い出したんだ。ええと、何だったかなあ。」
「何か、攻略に役に立つこと?。」
「うん。確か電気の特性で、抵抗に対して、オームの法則っていったっけ。電圧が電流×抵抗だから、電流は電圧を抵抗で割るから、抵抗が大きい方が、流れる電流は小さくなるって、そうか。途中に電気を逃がすような、金属の線を繋いで。」
「ライト、何か思いついたの?。」
「カエデさん、槍を見せてくれないかな。」
「いいわよ。はい。」
「うん、うん。この部分に繋げればいいか。カエデさん、ちょっと構えてみて。」
「ええ。」
「右手は、後ろだから大丈夫か。問題は前の部分だな。カエデさん、婆やさんも同じ槍ですか。」
「ええ、基本の流儀は一緒だから。槍の構造も同じよ。」
「分かりました。」
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