お覚悟召されい！ わたしのズボラ園芸ライフ

夏、百日紅

　サルスベリ、と読みます。

　長《ちょう》じて皮がむけ、幹《みき》がツルツルになって、猿《さる》も滑《すべ》り落ちるようになるから、とか。

　品種《ひんしゅ》改良で、木が小さくても花が咲くようになりました。夏の間中《あいだじゅう》、何度も返《かえ》り咲《ざ》きして、目を楽しませてくれます。

　これね、新しい品種のものを選んだ方《ほう》がいいですよ。というのは、古い品種のものは、う(・)ど(・)ん(・)こ(・)病(・)（カビ）がひどいんです。

　うどんこ病は、バラにとっても悩みの種《たね》ですが、それでも気候《きこう》が安定すると出なくなるのに、古い品種の百日紅は、花が咲いている最中《さいちゅう》もずっと、うどんこ病が出て、みすぼらしいです。

　買うときには、注意して選びましょう。

　新しい品種のものは、うどんこ病は出るには出るものの、花が咲くころには収まり、花色も豊富で、夏の間中、繰《く》り返《かえ》し繰り返し、よく咲きます。お勧《すす》めです。

　地植《じう》えする場合、根が傷《いた》みにくい場所に植えましょう。門の近くに植えられることが多いですが、根を踏《ふ》まれると、花が咲かなくなります。

　どういうわけか、関東より関西の方《ほう》が、色鮮《いろあざ》やかで見事《みごと》な、大木《たいぼく》が多いです。

　気候が合っているんでしょうか。