百円ショップの植物たち
レジの横辺りに、ひっそり置いてある、小さな鉢たちにお気づきでしょうか?
庶民の味方・『百均』にも、植物は置いてあります。
なんと、あの、国民的番組の雑誌に特集されたこともあるんですよ、驚き。
なんでも、運が良ければ、大変珍しい多肉植物が手に入るそうです。私は、そういう幸運に巡り合ったことはありませんが、ゲットした植物をネットに載せている方もいらっしゃるので、宝探しのつもりで挑戦してみるのもいいかもしれません。
さて、売っているのは、多肉植物やサボテン、観葉植物といった、葉っぱがウリの植物たちです。
中でもイチ押しなのが、『ガジュマル』です。
『人参ガジュマル』といって、根っこが二股や三股に分かれていて、頭に茫々と葉っぱが生えている形のものが売られています。
まだ小さいので百円ですが、お花屋さんでは、もっと大きいのが、何十倍以上の、結構いい値段で売られています。でも百均のもので十分です。二~三年で、そのくらいの大きさに育ちます。
ガジュマルは、沖縄やハワイなど南国の植物です。沖縄では、キジムナーという妖怪が住む木として親しまれています。
寒さにも強いです。
雨や霜さえ避けてやれば、真冬のベランダで十分、冬を越します(ちなみに関東です)。
屋外で、真冬でも葉が落ちず、青々しているのは、コレと、椿や山茶花くらいです。
成長が早いので、鉢は、少しずつ大きいサイズのものに植え替えてやってください。
どんな植物にも言えますが、一度に大きい鉢に植え替えてはダメですよ。水をやった後、根っこがいつまでも湿ったままだと、腐ってしまうからです。
お日さまが大好きです。
夏を越えるとボサボサになりますが、あんまり大きくしたくなければ、遠慮なく切ってやってください。白い液が出るので、気になるようでしたら、癒合剤(商品名は『トップジンMペースト』といいます。ちなみに、私はメーカーの回し者ではありません)を塗ってやるといいと思います。気にならなければ、放っておいても大丈夫です。
そのくらい丈夫な植物です。
さすが百均で売っているだけあります。