表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/83

ショッピング

今日は羽をのばす。

約束していたリパーとのデートだ。

ダンジョンの2階層か、3階層か・・・迷いどころで、リパーに希望を聞いたのだけど。

何故か街でショッピングになった。


てっきり自主訓練に付き合って欲しいのかと思っていたが、装備を整えたかったようだ。

武器は有るので、防具か。

飾りや普段着をちらちら見ているので、そういう見た目も気にする・・・やっぱり女の子だなって思う。


「オーディンさん、凄くたくさんあって目移りしますね!」


これは、絞り込んで欲しいって事か。


「リパー、こういう綺麗な」


リパーに綺麗な髪留めを見せる。

息継ぎの間に反応をうかがい、


「・・・物や、こういう可愛い物・・・こういうキラキラした物・・・だと、やはりキラキラした物が似合うね」


「本当ですか・・・!実は、私、こういうの好きなんです・・・でも、やっぱり大人びた落ち着いた物の方が」


適当に相づちを打ちつつ、商品を幾つか触り、反応を伺いつつ・・・見た目のバランスも考え・・・


「これとか、リパーに凄く似合うよ・・・すみません、店主さん、これ下さい」


うち1つを購入。

価値の割に値段は高い気はしたが、お金はある。

どうせなら魔導具を買った方が、戦闘の役に立ちそうなんだけど。


「ほら、リパー。付けてあげるよ」


「・・・!有難う御座います!」


リパーが目を丸くして、御礼を言う。

さあ、満足したら防具屋かダンジョンに行こうか。


ぽふ


リパーが抱きついて、頬ずりしてくる。

まあ、可愛いから良いか。


適当に相づち打ちつつ、服を選んだり、スイーツを食べたり・・・まあ、可愛い女の子と街をぶらぶらする何て経験、前の世界では考えた事も無かったけど、非常に楽しい。

でも、レベル上げは良いのだろうか?

まあ、この世界に来てから気が休まる暇もないのだろうし、たまには良いのだろう。


頭を擦り付けてくるリパーの頭を撫でていると、騒ぐ声が耳に入った。


「こんな不味い飯には金なんか払えねえと言ってるんだ。何が悪いんだ?」


無銭飲食だろうか。

大男が暴れている。


かなり力が有りそうだ。

恐らく、俺が戦ったら無事では済まないだろう。


「止めて下さい!兵士を呼びますよ!」


店員の女性が果敢に抗議するが、


「呼びたければ呼べよ。こんな飯提供している方が犯罪じゃねえか?兵士様に判断して貰おうぜぃ?」


男がげらげら笑う。

恐らく、本当に兵士に判断、等とは考えていないだろう。

今は、治安維持に手が回っていないのだ。

それ故、兵士は来ない、そう考えているのだ。

リパーがぎゅっと抱きつく力を増す。


「辞めなさい、オルフェンス」


女性が一人、人垣から出て来る。


「おや、お師匠様じゃ無いですかあ?ご無沙汰しております」


男がニヤニヤ笑う。


「貴方は破門しました。今は師弟関係では有りません。それより・・・もう乱暴はしないと、以前約束した筈です。今度は無いと言った筈ですよ!」


女性が叫ぶが、


「そうでしたっけねえ、何分、物覚えが悪いもので」


男、オルフェンスがニヤニヤ笑いながら言う。

・・・ヴェルローズやウルフが来てくれれば良いのだけど。


「今度こそ捕縛し、兵士に突き出します」


天の剣(シャイニング)所属のお師匠様には敵わないですなぁ。これは万事休すですぜ?大人しく従いましょうか?」


せいぜい罪に問えるのは食い逃げくらい。

力が有る者には処罰は甘いし、恐らく直ぐに解放されるだろう。

女性も、困ったような顔をしている。


「では、こうしてはどうでしょう?貴方と俺が魔法で勝負、勝った方が絶対服従、ギアスロールを使って反故にしないようにしましょう」


「絶対服従まではしなくて良いですが・・・分かりました。その内容で良いですよ」


女性が応じる。

この勝負、女性が圧倒的に有利だ。

魔力が明らかに違う。

女性が強いのもあるが、オルフェンスが異常に少ない。

何かスキルの影響かも知れない。


女性とオルフェンスがギアスロールで契約を交わし、向き合う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ