人を追いかける人
焦燥感に駆られて今まで見向きもしなかった他人が気になって仕方ない。
我先に我が道進んでなんのための道か…
気づけば一人ぼっちになって引き返すか、また突き進むか…
終点が見えない世界にもここ最近慣れてきた。
終わりが目の前に迫ろうが気にも留めずただ淡々と時間を過ごす。
感じれる世界、感じれなくなった世界…ただ流れの中に身を任せて、自然体で時を刻んでいく。
昨日よりも今日が、今日よりも明日なにか積み重ねるものを見つけて安心して。
食べれば食べるほどお腹が空いて、それでも詰め込めるだけ詰め込んだ方がってどこか宗教じみた、子供じみた、欲深い それでも一歩でも死から遠いところで生活したい。
人、ヒト、ひと… 流れるように行きかう人 立ち止まらず、前を向いて
ただ光のさす方へ孤独を抱え胸締め付ける何かに急かされるように。